真珠湾を防衛せよっ!!

202X年の夏。日米海上戦力による合同演習が開催される。場所はハワイ沖100キロの洋上。停泊地にはハワイ、パールハーバーが選ばれた。しかし、謎の組織によるハッキングで、米海軍、海上自衛隊は電子操作一切が不能な緊急事態に陥ってしまい、敵の海上戦力の支配下に置かれてしまう。敵の狙いは戦艦ミズーリを稼働させて、アメリカ本土に対する核攻撃を行うことであった。太平洋戦争当時に設置され、現在では使われることがなくなった旧米軍情報網を利用すれば、NORADのミサイル管制ネットワークから妨害を受けることなく、核ミサイルを発射することができるのである。
そんな緊急事態にあって、海上自衛隊護衛艦「まほろば」は、テロリストからのハッキング支配から逃れ、単独で行動中であった。最新鋭艦である「まほろば」は、独自の最新型のネットワークコードの不具合のため、合同演習中も、海自、米軍のネットワークと接続できない状態が続いたのだ。そのために敵のハッキング攻撃から難を逃れていたのだ。「まほろば」はたった1艦で敵戦力と対峙し、自体の打開を図らなければなくなった。
敵テロリストの通信を傍受した「まほろぼ」艦長は、通信回線の復帰を目指すべく、真珠湾米軍施設内の通信システムの奪還のために「鉄火チーム」の分隊の派遣を決意。
そして「まほろば」チームは、核ミサイルのセキュリティが解読されるまでの6時間、たった1艦でミズーリ以下の敵戦力と対峙することとなる。彼らクルー達は、パールハーバーを守りきれることができるだろうか。

「まほろば」:
高度情報管理機能を有する最新型の護衛艦。オスプレイを改造強化した専用の海上管制ヘリ「さきもり」を6機装備。また、今回の演習に合わせて陸上自衛隊の最新鋭機動装甲服「鉄火」が1個小隊装備されていた。
有事の際は、独自の通信プロトコルで広域通信網を展開することも可能で、日米で使われる広域無線網のほぼ全てを取り扱うことも可能。

「鉄火」:
元々は五菱重工が海上保安庁のために試作した海難救助を目的としたパワードスーツを、陸自が借り受けて試験運用中だった機体。深海100mでの潜水、6時間無給電行動が可能。BOLという光学レーザーで、海難船の船体を切断し、救助を行うなどの先進的な機能も装備。

「タツノコ」:
「鉄火」専用の高速水上艇。必要に応じて「鉄火」や「さきもり」での無線誘導も可能。それ自体は武装されていない。

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