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子連れワーケーションのメリット7選

子連れワーケーションについてお尋ねされることが増えました。そこで、個人の方が実践する場合の「子連れワーケーションのメリット7選」をつらつらと書いてみました。子連れでワーケーションって、疲れるだけじゃない?と思う方、試しに読んでみてもらえると嬉しいです。

7位 子連れ旅最難関の「移動」が楽になる

子連れ旅行って、移動が最難関だったりしませんか。1泊2日だけだと移動だけで疲れる、でも3泊以上はまとまった休みがないと難しい…。普段の休みとワーケーション(出勤日扱いだけど旅先で仕事をする)を組み合わせれば、旅行を長期化できます。

長くなればなるほど、現地にゆっくり滞在し移動の疲れを癒せるし、移動日を分散させることもできます。

オススメスケジュール1:平日5日は現地で働き、前後の週末で移動&観光をする→休み0日で8泊9日旅行できる

オススメスケジュール2:水曜日は移動日として有給を使い、木金と現地でリモートワーク、土日は子供とめいっぱい楽しむ&移動日にあてる→有給1日消費で4泊5日旅行できる

6位 親子の時間が増える

例えば、長い夏休み。親は休みをとれても1週間、残りの期間はずっと学童・保育園に預ける…。それよりは、子供をワーケーションに連れて行き、親は現地でリモートワークをした方が、子供は多様な経験を積めるし、なにより親子の時間が増えます。単純に通勤時間は削減されますし。

5位 親が働く姿を見せられる

記者が仕事をしていている間、抱っこひもに入った息子はニコニコしていた=栃木県那須町で10月7日午後3時

普段、親が働く姿を子供に見せる機会は少ないですよね。私は子供を連れてワーケーションに行き、子供がいる横でワーケーション実践者に取材をするため、子供が私の仕事ぶりを目にする機会が自然と増えます。そうすると…

「新聞記者って、誰にでも話しかけるんだね」「記者になると人に話しかけるの上手になるの?」「どうしたら人に気軽に話しかけられるの?教えて」「私ももっと他の人と仲良く話せるようになりたいなあ」

と、人見知りで奥手の娘が、自分を変えようとし始めました。これは意外な効果。私の場合は「自分の仕事をする姿を見せて、他者との関わり方を教える」ことができましたが、親の仕事内容によって様々なバリエーションがありそうです。

4位 子供の成長を間近でみられる

夏に子供を1、2週間預けるサマーキャンプありますよね。子供アクティビティつきのワーケーションの場合、あれのデイキャンプ版を毎日実施している感覚です。

朝、宿泊先から子供を送り出し、夜に迎える。(昼に一度戻ってランチを親子一緒に食べる場合も)子供は完全に親から遠い場所に隔離されるのではなく、「あと数時間後にはママのところに戻る」と思っているから、見知らぬ人が多い環境でも安心してアクティビティに参加できるようです。

そして、参加した後、あっという間に仲良くなる子供同士。そこに我が子の成長した姿をみて、感動することができるのも、コワーキングスペースの近くでアクティビティを実施するワーケーションだからこそでしょう。

3位 他日常に触れることで子供が世界を広げられる

イメージ自然&PC3

私はなるべく、子連れワーケーションをする際には「地域の方と関わる」ことを心がけています。今はコロナでやりにくいですが、本来のワーケーションの良いところは、地域の方と関わりその日常に触れられること。ただの観光旅行と一番大きく異なる点です。

北海道に行けば、スーパーで売っている魚がやたら大きい。何気なく降りた浜辺に手のひらサイズのおおきなホタテの殻が落ちてる。おばあちゃんが作ってくれるお弁当の鮭は、スーパーで買ったものじゃなくて漁師のおじちゃんが釣ったもの。窓と玄関は二重になってて、暖房は家に備えつけ。

沖縄に行けば、風呂釜がない(湯船につからない)。家の玄関は台所横の勝手口みたいなところしかなく、かわりに人々は居間の縁側から訪ねてくる。子供の遊び相手は浜辺のヤドカリと車から逃げない路上の猫。おすそわけは黄色くなってみかんみたいに甘くなったシークワーサー。

東京で生まれ、東京で育つ子供達にとっては、東京の生活がすべてです。でも、遠くに行けば、全く違う環境や文化で暮らす人がいる。自分たちの常識はここでは常識ではない。他の人の日常に触れることで、自分の日常が他の場所では日常ではないことに気がつきます。同時に、世界が広いことにも気づく。

テレビで見た、本で読んだ、ではない方法で、自然と子供の世界を広げられるのは、他人の日常に触れやすいワーケーションならでは。

2位 子供が成長する

私は、休暇中に仕事をするワーケーションではなく、普段と同じ出勤日に、たまたま働く場所が旅先だった、という「出勤日扱い・でも費用は自腹」のワーケーションをしています。しかも、夫は多忙なためワーケーションはできず、私が子供を連れていく「ワンオペワーケーション」です。

だからこそ、仕事時間の確保は必須です。仕事できないのであれば、休暇で行けという話になりますから…。でも仕事をしていると子供は「ママ一緒に遊ぼう!なんで海に来たのにお仕事しているの?」となります。

そこで私は、ワーケーションに行く前に子供に

「ママは遊びに行くのではなく、仕事で行くのだ」「もし仕事ができなかったら、次は連れて行かない」

と言うようにしています。子供には、普通の旅行とは違うということを理解してもらう必要があります。最初は寂しがっていた我が子。でも子連れワーケーションの経験を重ねるごとに、現地にお友達ができたり、新しい体験ができたりで「ワーケーションは旅行より楽しい」と思うように。

そうすると、「次も連れて行ってもらえるようママに協力しなきゃ」となるらしく、私が仕事モードに入ると、持参したタブレットで読書をしたり、チャレンジタッチで勉強したり、姉妹どうしでお絵かきを始めたりと、私の仕事時間を優先させてくれるようになりました。

着替えなどの荷物も、子供の分は子供に管理させ、自分のリュックでしょわせることにしています。アウェーな環境だからか子供同士の絆も強くなり、姉はせっせと妹弟に朝ご飯を食べさせたり、遊び相手をしたりと、ミニママのよう。

おかげで、私のワンオペワーケーションは「すごい親子の連携とれてるね!」と見知らぬ人に褒められるくらいに。いつの間にか、子供がしっかり者に成長していました。これも意外な副産物でした。

1位 子供にとって大切な場所・人が増える

子供かげ

そして一番のメリットはこれ。行った先で、うちの子を我が子のように可愛がってくれる人ができる、子供の友達ができる。子供にとって、第二、第三のふるさとのような「大切な場所・人」がどんどん増えていくのです。

ワーケーションは観光と移住の間、と言われるように、ただの観光旅行よりずっと地域と濃密な関わりをすることができます。子連れだとその傾向はより強まります。

大人だけが参加する異業種交流パーティと、小学生の子連れで参加する親子パーティー。どちらが家族ぐるみでなかよくなれるかというと、後者ですよね。子供同士が友達になることで、自然と親のほうも親しくなれたり、表向きじゃない腹を割ったおつきあいができたりします。

子供がいることで、地域の方の生活にもスッと入り込めたりします。地域で末っ子のベビーシッターを頼むと、そこのシッターさんの子供と上の子達が仲良くなったり。

人を介したつながりは、子供にとってどんな思い出より楽しいらしく、うちの子は「旅行よりワーケーションが楽しい」と言います。ママ・パパがいて、ホテルにとまりレストランで食事して観光地に行く旅行も良いけど、家族だけの出来事にとどまりがち。ワーケーションは、新しいお友達ができたり、(今はコロナで難しいですが)一緒にご飯を食べられたりするから旅行より賑やかで楽しい、と。

そしてできた大切な人の顔を思い浮かべて、北海道豪雪のニュースを見れば「おじちゃん大丈夫かな」と心配し、梅ジュースを見ては「和歌山で梅ジュースつくったね、一緒につくったあの子元気かな」と口にする。年賀状も毎年欠かさず出しています。

知らない場所に行って、知らない人達が自分を受け入れてくれた。そんな思いが子供の自己肯定感を高める。さらに、行った先々に大切な人ができたことで、例えば北海道の過疎化も沖縄の環境問題も、きっと子供にとって「他人事」ではない「自分ごと」として捉えられるようになるのでは、と思うのです。


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<1/25正午から子連れワーケーションイベントを開催します!>

ワーケーションしたい!でも、子どもがいるから行けない…… そんな悩みを持つ方と「子どもと一緒にワーケーションをするにはどうすればいいのか?」を、3児~1児のママパパでワーケーション実践者の司会・登壇者とディスカッションします。

今すぐには難しいかもしれませんが、コロナが落ちつくことを願いつつ次の春・夏に向けてワーケーションチャレンジの準備しませんか?

参加者からの事前質問もお待ちしています!参加無料です。見逃し配信もあるので、ご興味ある方はぜひご登録を~!

■イベント概要
子連れワーケーションってどうやるの? #働くを考える vol.4
日時:2020年1月25日(月)正午~午後1時15分
詳細:https://nextstyle06.peatix.com/





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