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初心者SNS広告動画編集者(Adobe After Effects )が脱初心者のためにやるべきこと3選 #afftereffects#動画編集

はじめまして、こちらのnoteを閲覧いただきありがとうございます。

今回はSNS広告動画編集者初心者のための記事になっています。



AffterEffectsを用いたSNS広告動画製作で稼ぎたいが、既存のポートフォリオでは仕事につながらない・・・

youtube動画編集より単価が高いから仕事を受けてみたものの、編集に時間がかかり、思うように時給が上がらない・・・

クオリティが上がらず、修正ばかりになってしまう・・・



こういった課題は、駆け出しSNS広告動画編集者にとっては避けられない課題かなと思います。

今回は私が経験し、実践してきた解決策を伝えられたらなと思います。




その前に、簡単に自己紹介をさせていただきます。

映像製作フリーランス2年目になりますponと申します。映像制作未経験から独学で映像制作の仕事を受けて生活しております。撮影はしていないので、基本仕事は自宅で完結しております。

2021年から現在(2022.4)にかけてSNS広告は200本以上製作してきまして、最初は本当に大変な思いをしてきました。

https://twitter.com/nextstage_pon

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映像制作者としての活動はすべてこちらに掲載しておりますので是非、ご確認ください。


さて、私がここで言いますSNS広告動画というのはYouTube、Tiktok、インスタ、facebookのような媒体で流れています広告動画になります。


例えば以下のような動画です。


こちらの動画制作の特徴としましては、絵コンテなしでシナリオからいきなり編集&短納期で納品する必要があるところです。(参考にですが、最初に挙げた2本の動画クオリティと尺でしたら着手から大体1日半~2日で初稿を提出できます。)



初心者にとっては単純に編集の慣れが必要かつ、短時間で依頼者の完成イメージを逸脱しないクオリティを維持する工夫が必要になってきます。

そして私も最初から製作できるようになったのではなく、一年かけて多くの試行錯誤をしてきました。


その証拠に以下の動画をお見せします。こちらは私が動画編集始めたてにポートフォリオとして製作した動画です。


ね?ひどいでしょ?笑

もちろんこんなポートフォリオでは全く仕事はとれてませんでした。

ですが、現在では10名前後のクライアントから定期的に仕事をいただき、映像制作のみで生活できています。




私が今までクオリティupと時短のために実践してきたことを今回は3つの項目に絞って、解説しようと思います。

皆さんにはなるべく僕のような遠回りをせずに、自身の動画製作をブラッシュアップしてほしいと思います。


それではいきます。




SNS広告動画編集者(AffterEffects)初心者がするべき3つのこと

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1.動画テンプレ・素材ダウンロードサイトを定期契約する。
2.テロップテンプレートを購入し、研究する。
3.Animation Composer等のツール、プラグインを利用してアニメーションをつける。



1.動画テンプレ・素材ダウンロードサイトを定期契約する。

広告動画で重要になってくる1つの要素は、演出です。

単純なインパクトだったり、高級感や清潔感だったり、広告する商品やLPに合致するイメージを際立たせる必要があります。

そのためには利用する素材のラインナップ(背景、効果、BGM、SEなど)を充実させることが肝になってきます。

そして、いちいち素材をgoogle検索して探すのは時間がかかってしまうので、ストックサイトを契約してしまうのが一番手っ取り早いです。



ここで、私が愛用しているサイトを公開いたします。



1.motionelements(動画素材ほぼすべて)

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私はこちらのサイトを年契約しているのですが、なんと言っても素晴らしいのが素材の豊富さ安さです。

こちらのサイトで契約すれば、動画、画像、音楽、テンプレ(Ae,Pr)、BGM、SEといった有料素材を一定料金を払えばダウンロードし放題です。商業利用も可能です。

インパクトのある集中線や高級感の出るキラキラしたパーティクル素材、ネガティブなシーンに使えるフィルター等も多用できます。

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料金も年払いなら月々2150円なので、本当にこの値段でいいの⁉って思ってしまう感じです。

私はこちらのサイトを契約してから、映像のクオリティが断然高くなり、仕事の報酬も1.5倍ほど上がりましたので、ぜひご活用ください。これがないと仕事できないレベルです。



日本語にも対応しているのが、ほかのストックサイトより優れている部分かなと思います。

残念なところは、素材が海外向けなものが多く、国内向けのものがまだ少ないところぐらいです。それでも他のストックサイトよりはまだ多いと思います。

他にも会員なら無料で、国内の映像作家によるウェビナー等も聞くこともできるので本当におすすめです。


2.AudioStock(BGM、SE)

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質の高いSEやBGMをダウンロードし放題です。商業利用可能な素材もピックアップ可能です。

SEとBGMは広告動画ではめちゃくちゃ重要なので、契約しておくとさらに演出の幅は広まるかなと思います。

BGMの尺で検索できるのもありがたいです。

また、歌詞のある歌もダウンロード可能なので、漫画広告などでは大変重宝します。

自分で契約するほど余裕がなければ、クライアントの方に提案してチームで利用するのもアリだと思います。

一人で利用する場合でも月額2200円でいけちゃいます。


3.写真AC

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国内のモデル素材や画像を多用する動画の製作が必要であれば、契約していて損はないかなと思います。

こちらも月額1500円以内なので、フリーランスにとってはありがたいと思います。


この他にも、少し高いですがあらゆる画像素材がそろうshutterstock、口コミ画像を入手できるsnapmart、イラスト素材を安く手に入れられるfreepikなど、自分が作る広告に合わせて、素材サイトを契約しておくと表現の制限はなくなっていきますのでお勧めです。






2.テロップテンプレートを購入する。

SNS広告動画制作にとって、一番時間がかかるといっても過言ではないのはテロップデザインです。しかも、テロップデザインがおろそかになってしまうと、クライアントからも継続で依頼されにくくなってしまいます。

私自身、一番最初に悩んだのがテロップデザインですが、これに関しても結局、お金で解決するのが正直ベストです。

下手に自分で作って、仕事を切られてしまう方がリスクがあると思っております。


特にAEで作られたテロップならば、自由にモーションをつけられるので印象的な動画にしやすいです。私からは次の二つのAEテロップテンプレートをおすすめします。テンプレを持つことで、編集時間を大幅に削減できるので、初心者には必須だと思っています。

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AEテロップテンプレートは、ほぼ出回っていないので本当に貴重です。


コツとしては、最初はそのままテンプレテロップを使いつつ、たまにテロップのプロパティを一つずつ確認するのがおすすめです。

どうやってこのテロップが作られているのかを地道に確認することで、自分でもテロップが作れるようになり、最終的にオリジナルのテロップ集を作れば、テロップデザインについても苦手がなくなっていきます。


どうしてもAdobe Premiere Proでテロップを作りたい場合は、検索すれば大量にテンプレートが出回っているので、価格と好みのデザインを見ながら買ってしまっていいと思います。

また、よりデザインを凝りたいなら、photoshopのテロップテンプレートを買ってAEに読み込むのも良い手です。


おまけなのですが、テロップデザインの選び方としては、広告対象の商品のLPに合わせてトンマナを合わせると、動画としてはまとまりができ、クライアントに喜ばれやすくなります。






3.Animation Composer等のツール、プラグインを利用してアニメーションをつける。

広告動画は、視聴者にスキップされないようにあらゆるシーンに動きをつけて飽きさせない工夫が必要です。

そのため、ひとつひとつにキーフレームを打ち、動きをつけていると、ここでも編集に時間を割かれてしまいます。

そこでお勧めするのがAnimation Composerです。

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こちらはAftterEffectsの初期設定では備わっていないもので、別途ダウンロードすることで使えるようになるものです。(こういったものを業界ではプラグインと呼びます。)

SNS広告に限らず、ほかのジャンルでも使うことになると思うので、マストでダウンロードしてしまった方が良いと思います。無料なのでなるはやで。



AnimationComposerで何ができるのかというと、ワンクリックでアニメーションやエフェクト、トランジション等を反映させてしまうという知らない人は損しかしないようなことができてしまいます。


私はSNS広告動画編集では、なるべく時短したいため、キーフレームをなるべく打たないように工夫しています。

漫画広告のキャラのアニメーションやテキストアニメーションもできるだけキーフレームを打ちません。

こうすることによって、より時間をかけて凝ったアニメーションをさせたい部分に集中することができるわけです。


ただ、Animation Composerでは網羅しきれないテキストアニメーション(光系やネガティブエフェクト等)があるため、その部分に関しては私自身が使っているSNS広告動画に特化したテキストアニメーションプリセット集を用意しているのでそちらを購入するのが良いかと思います。

AnimationComposerとテキストアニメーションプリセットを使えば、SNS広告動画に必要なシンプルなアニメーションはほぼ網羅しているといっても過言ではないと思っています。



あともう一つ、おすすめしたいプラグインはAE juiceです。こちらは時短というよりクオリティUPがメインです。

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こちらもアニメーションやトランジション等をワンクリックで反映させられます。特に液体表現のアニメーションが人気で、映像のアクセントに使えば、より複雑な演出が可能になり重宝しています。


パッケージで一番おすすめなのが
I Want It All Bundle というパッケージで8000ドル分相当の有料パッケージ集を149ドル(2万円以下)で買えるというものがあり、これを一括で買ってしまえば正直、プロ顔負けの表現がワンクリックでできてしまうというぶっ壊れ商品になります。

ライバルに差をつけたいなら使うべきだとは思います。実は言うと、SNS広告動画ではないのですが、ほかのジャンルで10万円以上の仕事もこなせるようになったりします。


無料版でも豊富なコンテンツがそろっているので、一旦ダウンロードしてみて試してみるのが良いと思います。

またよくセールもやっているので、気になったらちょくちょく確認してみてください。


この他にもSNS広告動画製作におすすめのプラグインを一応列挙しておきます。ちなみにプラグインは海外サイトで購入した方が安く済みます。


fx console(無料 エフェクト呼び出し時短ツール)


Motiontools(現在有料  アンカーポイント調整など便利な機能がいろいろ入っている )


blublubar(有料  motiontoolsの上位互換)


flow(有料  感覚的イージング調整ツール)


keyfast(有料  ワンクリックアニメーション付与)


TextExploder V2(有料  テキスト分解ツール)




まとめ

いかがだったでしょうか?

結局、解決策は全部金かかるやんけ!!と思われた方もおられると思いますが、映像制作は基本お金と時間がかかります。

動画編集は稼げる!!と思って甘い汁を吸いたいというマインドで群がって稼げるような業界ではありません。


よくギバーとテイカーの話がありますが、よりクライアントに満足してもらいたいという、もらう前のギブの行動が次の仕事につながっていきます。

いきなり全てをそろえる必要はないと思うので、できるところから頑張ってやっていく気持ちが必要だと思います。

今回出てこなかった項目以外にも、画面をデュアルディスプレイにしたり、複数のボタンにショートカットキーを設定できるマウスにしたり、高スペックのパソコンにするなどの機材投資の方法もあります。

そのあたりはSNSなどで情報収集しながら、今自分にとって必要なものは何なのか見極めつつ、優先順位を決めてそろえていくのが良いかと思います。


あと、SNS広告動画は映像ジャンルの一つにしかすぎません。

私自身、今は製作している映像の半分以上が違うジャンルの製作になっております。最近は3Dも勉強しています。

SNS広告動画をきっかけにAffterEffectsを学び、人脈を増やし、仕事を増やし、本当に作りたい映像ややりたい仕事に繋げていくのもよし、SNS広告を極めるのもよし、広い視野をもって取り組んでいけばよいのではないかなと思います。


最後になりますが、こんな長い文章を読んでくださりありがとうございました。深夜からこの文章を書き始めたのですが、楽しくなってしまい、気づいたら朝の4時だったので、誤字や読みにくさがあるかもしれません(笑)


今回はSNS広告動画制作の話でしたが、またいつか他のこともnoteにする機会があるかもしれませんので、たまに確認していただければ幸いです。

twitterもよろしくお願いいたします。

今回の記事をtwitterでレビュー、拡散していただければ、そのツイートを私の方でも拡散させていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします!

またこちらの記事の内容をより深くライブ形式で動画にしたものがありますのでこちらも確認いただけたらと思います。


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