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パワポ資料デザインのちょいテク7選[基本編]

こんにちは。デザインチームの川島です。先日、PowerPointの営業資料デザインをアップデートしました。かつては資料作成のすべてをデザイナー以外の職種に頼っていたところを、今回改めてブラッシュアップすることになりました。
その事例をもとに、デザイナー以外でもすぐに実践できるパワポ資料デザインの基本的なポイントをいくつかご紹介します!
※添付の資料はいずれもサンプルです。実際の営業資料とは異なります。

01.フォントは1種類

気がついたらページごとに違う種類のフォントを使ったり、強調する部分だけフォントを変えてしまったりしていませんか。フォントを統一するだけでも資料は整います。

✍️フォントは「游ゴシック」のみ使用
・Windows/Macともに互換性がある
・MSゴシックやメイリオと比較すると文字と文字の間隔にゆとりがある

02.必ず行間オプションを調整する

デフォルトの行間1.0から少し手を加えるだけで一気に読みやすくなります。文章が紙面からはみ出してしまう場合は文章量から見直します。

文章に空気が入って読みやすくなります

✍️行間オプションで行間を1.3倍〜1.5倍開ける

03.余白はたっぷり、線は最小限

ぎっしり情報を記載するのではなく、ポイントが目立つように要点のみを
要らない線を消すだけでもページ全体がすっきりし、要点に視点が向きやすくなります。

✍️余白はたっぷりとる
どうしても余白が少なくなってしまう場合は紙面の情報量から見直す。無くても伝わる情報は省く。
✍️線は必要最低限に止める 
余白や背景色で区切れない場合に線を使用する。装飾目的で多用しない。

04.色はなるべく「白+黒+2色」に止める

ついつい、目立たせたい部分の全てに違う色を使いたくなりがちですが、「ポイントとして目立たせたい部分」として使う色のルールを決めておき、ベースの白と黒以外に使用する色はなるべく2色にとどめます。

✍️ 目立たせる部分に使用する色を決めておく

05.グラフはダイエットさせる

グラフはシンプルに、端的に。パッと伝えたい内容が頭に入るように調整します。

色や線などの補助情報が多いとデータの内容が伝わりづらい

✍️グラフには背景色をつけない
✍️伝えたい棒グラフデータのみ着色する
✍️数値は軸ではなく棒グラフ上に記載する
✍️軸の線をなくす

一部参考:北田 荘平, 渡邉 真洋 (著)  [伝わる[図・グラフ・表]のデザインテクニック]

06.本当にグラフの見せ方が最適かも見直す

本当にグラフが最適な伝え方かどうか、状況を見直してみる

お客様は正確な数値データをそのページで必要としているのか。それとも端的に概要を知りたいのか。後者の場合は、グラフ以外にもイメージしやすい見せ方で表現します。

グラフ以外にも数字やイラストの方がイメージしやすい場合もある

✍️グラフではなく数字とイラストで完結に表現
✍️「〇〇%」を「○名に△名」と表現してみる

07.価格表は初見で理解できる構成に

商材によっては内容が複雑になっていることもしばしば。内容に詳しい売る側の立場だとついつい難しい表現で情報たっぷりに記載してしまいがちですが、相手は初めてご覧になるお客様。商材要件を全く知らない方がみても、スッと内容が入ってくるように再構成します。

今回は既存の資料で「オプション商材はベーシック商材をご利用しただいている方限定」という注釈に気づきづらかったので、プランの種別ごとに表を分割することにしました。

情報を分割する

その他にも、プランの松竹梅が把握しやすく、かつ最上の「松」のプランが一番魅力的に見えるように工夫しました。

✍️価格表のプランの大カテゴリごとに表を分割する
✍️プランの松竹梅がわかりやすいような配色や分割にする

✍️情報すべてを網羅することよりもイチバン伝えたいことが最速でわかるかどうか

資料は相手に多くを伝えたいがあまり、ついついすべての情報を画面内に載せようとしてしまいますが、情報量はポイントの目立ち具合とトレードオフです。盛り込めば盛り込むほど、その時イチバン伝えたいことが一目でわかりにくくなります。情報量の多さよりも伝えたいエッセンスにスポットライトがあたっているかを気にしてこれからもカイゼンしていきます。


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