輪講はじめました〜実践に活かせるデザイナー勉強会って?〜
こんにちは!nextbeatデザインチームのたけです。
実はnextbeatでは、デザインの基礎知識と応用力を底上げする目的で、今年の4月から輪講をはじめておりました。
輪講って何?
一般には「一つの書物を分担して読み合い、それぞれの担当箇所を講義しあうこと」とされています。輪講のメリットとしては、「分担して読むことで、文章量の多い文献を読みこむ時間を短縮できる」ことや「人に教えられるレベルまで読み込むことで、文献に関する理解が深まる」といったものがあります。
nextbeatデザインチームでは、「デザインに関する書籍を章ごとに分担し、自分の担当章に関する内容をまとめて講義する」という形で輪講をはじめました。
導入きっかけ〜どんな輪講にしたいかを議論
導入の背景には、デザインチームの全体的な知識・スキルの底上げが課題としてありました。
輪講を開始する話が出たのは今年の3月。1ヵ月も立たないうちに新卒が入社してくる時期でもあり、新卒研修を設計している時期でもありました。
当初は新卒研修の一環として話題に上がりましたが、新卒だけではなく中途デザイナーのレベル底上げも兼ねて、輪講を導入しようということになりました。
その後「輪講をどのように運営していくか」の設計を行いました。その際、「輪講でやること」以上に「輪講でやらないこと」に関して深く議論をしました。
「こんな輪講はいやだ!」というテーマで話し合ううちに、「単に本の内容をまとめるだけじゃもったいない」「実践で役に立たない、机上の空論だけの輪講には絶対にしたくない!」という意見が出され、「実戦で役に立つ」という軸が明確になりました。
↑当時のメモ(一部抜粋)
議論の結果、本に書いてある知識をただまとめるだけでなく、得た知識を実際のデザイン業務にどう生かすかの部分まで発表範囲に含むような設計になりました。
また、発表を受けての議論パートで「どのような議論をするのが望ましいか」や、「発表に対してどんな内容をフィードバックするのかが望ましいか」についても検討しました。
議論や内容へのフィードバックに関しても、とにかく「馴れ合いや机上の空論で終わらせないために、どのような設計にするのが良いか」を軸に、あれやこれやと議論をしました。
nextbeatデザインチームの輪講スタイル
上記のような議論を経て、輪講の内容や運用の設計を以下のように定めました。
1)使用する本について
使用する本についてnextbeatデザインチームで行なっている輪講では、以下の本を教科書として使用しています。
この本は内容が10章に分かれています。
Aさんは1章担当、Bさんは2章担当...というように、一人ずつに担当の章が割り振られます。
2)用意するスライドについて
輪講のプレゼンターは、担当する章について、以下の内容を盛り込んだスライドを作成します。
3)当日の流れ
週に1時間輪講の時間を確保しており、1回の輪講の時間に2人、30分ずつプレゼンをします。
発表者一人につき、次のようなタイムスケジュールで進みます。
こんな感じでクイズ形式で、メンバーが参加促進する形で知見共有するメンバーもいました。
こんなプラス効果に繋がってます
この輪講スタイルで4月〜約半年実践してきたので、チームメンバーへも感想をヒアリングしてみました。(計画側としてはちょっとドキドキ…)
ほんの一部ですが、大きく2つの軸でプラス効果が生まれているようです!
1)デザイン実務へのプラス効果
2)ビジネススキルへのプラス効果
他にもこのスタイルにして良かったと思える、こんな感想も。
当初からの目的「新たな知識を得て、実践に活かすこと」に繋がっているようで、嬉しい限りです!!!
実際にこの輪講発信で改善リリースされたプロダクトもあるので、これまで行ってきた輪講についても、タイミングをみて記事にできたらなぁと思っています。
見えてきた改善点から今後へブラッシュアップ
上記のような効果があるものの、まだまだ改善できる・したい箇所も存在します。再度メンバーにヒアリングをしてみて、ざっくり以下のような課題感が挙がりました。
新しい取り組みに課題は付きもの。
これらの課題を解決できるよう、運用の仕組みで改善できるところは改善していきたいなと思います。
早いもので、「インターフェースデザインの心理学」を使った輪講も3週目になりました。購入したデザイン書籍をいつでも借りられる「デザインラボ」が充実し始めたこともあり、今後は各自その中から参考図書を見つけてスライドを作成・発表する...という流れへの移行も検討しています。
(デザインラボの取り組みについては、同日公開の以下の記事で説明しています。)
参考書の自由化前後で大きな変化や効果があれば、そちらについても記事作成しようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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