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シンガポールとわさび

はじめまして。NEXTAGE海外担当のオカダです。

まずは簡単な自己紹介をさせてください。1990年代にプラント建設会社に入社し(結構なおじさんです。。最近の悩みは腰痛。。)、IT企業に転職後も東南アジアを中心とした海外営業を担当してきました。そして縁があり、2014年からシンガポールで働いています。

世界1クリーンな国、シンガポール

シンガポールは多くの日本人にも馴染みのある国ではないでしょうか?コロナ前には年間80万人以上の日本の方々が訪問していたというデータがあります。そんなシンガポール、東京23区と同程度の面積に約570万人が暮らす都市国家です。最大の特徴は他民族と外国人の融合で、中華系76%、マレー系15%、インド系7.5%のシンガポール人の他に、約160万人の外国人が一緒に暮らしています。街を歩いていても多くの人種が歩いており、多言語を耳にし、ダイバーシティを毎日感じています。

シンガポールCBD(Central Business District)と呼ばれる金融街の写真です。

シンガポールとわさび

さて今回は、中華系、マレー系、インド系シンガポール人の友人にわさびがどれほど認知されているかの簡単なアンケートとインタビューをしてみました。

アンケート結果は以下の通りです:
Q1) わさびを知っている 100%
Q2)わさびを食べたことがある 100%
Q3)わさびが好き 75%

オカダコメント : 
この結果を見ると、思った以上にわさびは浸透しているみたいですね。

どこでわさびを食べたことがあるの?感想は?と言った質問には:

  • 日本に行った時にいつも食べている

  • シンガポールの日本食レストランや居酒屋で食べたことがある

  • 寿司、刺身とわさびはベストマッチ

  • 寿司は好きなのだけど、実は生の魚が苦手で。。。(シンガポールには生魚を使わない創作系のお寿司がたくさんあります!)

オカダコメント : 
2019年の訪日シンガポール人観光客数は49万人以上で、日本は人気のある渡航先です。リピーターも多く、東京、大阪、北海道では満足できず、自分の好きな地方都市に行ったりするシンガポーリアンも少なくありません。そんななかで、わさびを食した経験のある人も多いみたいです。

面白かった“わさび体験“としては:

  • わさびをつけすぎると火山のように口が爆発する

  • わさびを大量にたべて、鼻がとれそうになったことがある

  • わさびをしらない友人にクラッカーの上にわさびをのせて食べさせたことがある

オカダコメント : 
何事もやりすぎは危険ですね。。。。あと、悪戯もほどほどに。。。。

せっかくの他民族国家、中華料理、マレー料理、インド料理とわさびのマリアージュ可能性について聞いてみました:

  • 中華:ないかな。。いやあるかな。。油淋鶏のたれにわさびいれてみたら??

  • マレー:ないかな。。マレー料理は辛いか、あまいかはっきりしているから

  • インド:ないかな、カレーとわさびがケンカしそう

オカダコメント: 
なかなかチャレンジングですが、わさびと各国料理の組み合わせ、研究テーマとしては面白いと思います。

最後に生わさびをたべたことがあるか?との質問をしたところ、生わさびってなんのこと?これまで食べてきたのはどうゆうわさびなの?と逆質問。残念なことに、生わさびを食べたことがあるのは一人もいませんでした。下の写真はシンガポールにある日本料理の居酒屋で撮ったものですが、やはりわさびは練りわさびでした。

辛みの中にもほんのりと甘みを感じ、さわやかな風味の生わさびをシンガポール、東南アジア、中国、そして欧米にも展開してきたいと考えています

最後に一言

最後に少しだけ、2ヶ月ほど前、社長に同行して、シンガポールで日本食材の仲卸業を経営している企業数社と話をする機会があったので、その話も。
私たちのビジネスモデル、わさび×テクノロジーの話、栽培モジュールでシンガポールでも栽培可能な環境を提供する話をしたところ、多くの方が興味津々な表情に。
具体的に、「それはいつ提供可能なのか?」、「どの品種で栽培してるのか?」、「すぐに試食をしたい」というリクエストが次々とあったのです。

実際に、現地レストランから「生わさび」のオーダーはかなりあるようで、
オーダーに応えられるだけの量を手配できない現状があるため、わさびの現地栽培と販売が可能な仕組みがあって、もちろん美味しくて新鮮なわさびが手に入るならば、シンガポールは大歓迎だろうというフィードバックをもらいました。

また、そのオーダー先に少し驚きがあったのですが、シンガポールの和食レストランや寿司屋からと思いきや、実はイタリアンやフレンチレストランからのオーダーも多く受けていて、トップシェフが創作する料理を完成させるために「本物のわさびが欲しい」と日本からの調達を依頼されることもよくあるということでした。

現地の方々によると、生わさびマーケットはシンガポールを始めたとした東南アジア諸国にとどまらず、香港、ドバイでもかなり期待できるという力強い言葉までもらいました。
さらにさらに、もっと驚いたことはその価格帯です。私たちが日本で想像しうる単価の数倍〜10倍程度での取引実績さえもあるようです。

私たちのわさび栽培モジュールが世界中に設置できて、現地の方々に本物のわさびが届けられる日が来ることに、改めてわくわくしたところです!


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