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うちの旦那はリモートワーク 最終回

その後、実家で話し合いをしたけれど時すでに遅く、実家は売買契約済みでマンション工事も始動していた。私だけが知らずにいて責められたという間抜けな話。父は妹の前では私をかばってくれなかったのだ。なんてこった!!

私と母の共依存や家族皆が過干渉気味という変な家族の中で、親離れしないまま育った私と母、その狭い人間関係の中でいつもトラブルが起こっていたが、妹の登場で両親は引越しをする事になり、あっけなく幕を下ろした。と言うお話。本当は真剣に介護の事を考えて色々手配していたので心残りだが父が決めた事だし仕方がないと思うしかない。

母は子供時代に祖母に愛情をかけてもらえず恨んでいたので、娘の人生で自分の人生を取り戻そうとしていたのだろう。父は末っ子、両親に育ててもらえず姉が母変わり、その分とても淋しがり屋の甘えん坊。なのに家では叔父達が母を守り店を切り盛りしていて居場所がなかったのだろう。それじゃ外に行くしかなかったよね。私は長女だと言う事で母の愚痴を聞き、妹は母の気持ちが私に向いている事で、とても淋しかったと思う。そして叔父達は、お世話になった母を守らなくてはならなかった。誰も悪くはないのです。

と、言う訳で 駅から徒歩5分の便利な場所に住んでいた両親と叔父達は、ちょっと奥まった駅からバスで30分の妹の義母の土地にマンションを建ててもらい、急いで引っ越していきました。実家を売って全財産を妹に渡し面倒を見てもらう事になったのです。

妹曰く「全部父が望んだから、動いた」そんな感じでした。まるでキツネに摘ままれた様な おかしな話ですが・・・。

母は子供を育て、大人になったら自立するよう送り出さないといけないのです。大人になってもいつまでも「仲良しごっこ」をしていてはダメなのです。じゃぁ、母って何?って思うでしょう。自分の人生をかけて育てて来たのに出て行っておしまい?面倒は見てくれないの??って思うでしょう。そうなんです。でもね、子供達と過ごした「あの幸せな時間」は、いつまでも心の中に残り、子供たちの心にもしっかりと残っています。それでいいのです。

私の場合は、同じ年の夏と冬に2人共あっけなく結婚していったので、すっかり「からの巣症候群」になりました。でもそれでいいのです。これからは適切な距離を置いた「大人同士の付き合い」のスタート! 私のトナリには「うちの旦那」がいて、今じゃ気楽な2人暮らし。自分の人生はこれからです。笑 最後まで付き合って頂き ありがとうございました。



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