ゴジラで描く「官」と「民」
ゴジラも生誕70周年だそうで、同い年の皆さんは盛り上がっていますが、
私もゴジラが大好きです。
特に『シン・ゴジラ』は好きで何回も見ました。
行政側にいる人は「わかるよ!」という場面が多かったのではないでしょうか。(笑)
ゴジラが好きな理由は、いつの時代になっても必ず次のゴジラ作品が登場するので寂しくないからというのと、あの手この手でゴジラに立ち向かう日本人が好きだから。
今日も朝時間を活用し『ゴジラ-1.0』を観て感動の涙を流してきました。
第96回アカデミー賞視覚効果賞受賞作品です。
予告編はこちら。
『シン・ゴジラ』が官の話だったのに対して
『ゴジラ-1.0』は民の話なんです。
両作品は監督が違いますが、『ゴジラ-1.0』の山崎監督は、
『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『アルキメデスの大戦』の監督です。今回『シン・ゴジラ』に勝つために
ゴジラを自分の土俵に持ってくる(戦時中、特攻、戦艦)
自分の得意技を総動員(頭脳派戦艦技)
陸ではなく海を舞台に
官ではなく民の話に
コテコテのヒューマンドラマを盛り込む
お気に入りの戦艦「雪風」でゴジラと戦う
ということを決めてから東宝に乗り込んだようです。
ヤシオリ作戦だの、ワダツミ作戦だの、
本当にみんなよく考えるなぁ。
「行政が動けないから、我々民が動くんだ」
「国の下す命令じゃない、未来のための民の力を発揮しよう」
これでもかと、官の動きを淡々と描いた『シン・ゴジラ』に対抗した作品づくり、これぞ「民の活力」という行政用語を何回か思い出しながら最後まで楽しかったです。
お気に入りの戦艦「雪風」を登場させるために年代を設定したら、
初代ゴジラの時代よりも前になってしまってひと悶着あったようですが、
雪風への情熱で東宝の偉い人達を説き伏せたらしく、笑いました。
「雪風」は幾度も戦いから帰還してきた「幸運艦」でもあるので
マニアの方が見ると、「雪風で戦うということは、ゴジラに勝つってことだな」とわかるんだとか。
ラストでは私の好きな横浜の日本丸も登場したりして
相模湾の水深も知れたり、夢見心地です。
状況に関係なく、様々な手順をドライに踏まなければ前に進めない「官」と
状況と感情のままに展開していけるがゆえにドラマが生まれる「民」と
それぞれの観点からどうやってゴジラに立ち向かうのかを比較しながら
どちらの人たちも精一杯やっていることを見ていただければなと。
次の作品はぜひ、公民連携でゴジラを倒す話がいいなぁ。
忙しい中、私のゴジラ熱を受け止めてくれるとなりの公務員の感想は、後日載せようと思います。(笑)
皆さま、良い週末をお過ごしください。
公務員のみなさん、ぜひゴジラを見てみてください
感想お待ちしています!
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