マンションを売るときに知っておきたい3つのポイント「その1」
不動産の売却について。中でも「マンションの売却」について、知っておくべきポイントを解説します。
今住んでいる、あるいは所持していらっしゃるマンションの売却をしたくても何から手を付けても分からないことも多いですよね。
そこで、売却の手順、デメリットや注意点など、いくつか簡単にポイントを押さえてご紹介します。
1、マンションを自分で売りに出すか、仲介業者に任せるか
マンションを売却する際、まず気になるのがどのように売ればいいか?ということが考えられますが、売却するときは、不動産仲介業者に売却の依頼をされることをおススメします。
購入依頼者が圧倒的に多い
例えば、売主の方がSNSやホームページで買主募集をしても、その案内がマンションを買いたい方にピンポイントで目に触れる機会がどのくらいあるでしょうか?
世間的に有名な方で読者が多いのであれば、売却できる可能性も高くなるでしょう。しかし、そういったプロフィールがない方が、一般の買主を見つけるのは至難の業です。
不動産仲介業者は、不動産専門でビジネスをしています。買主は店舗やWEBでマンションを探すなら、やはりまず不動産業者を尋ねます。
売主1人で買主を探すより、不動産仲介専門業者に依頼した方が圧倒的に買主から依頼がきます。
自分で買主を探せばお金の節約になる
ただし、自分で買主を見つけると、不動産仲介業者に支払う手数料が0円ですむので、お金の節約になります。
不動産仲介業者にマンションの売却を依頼して成立した際に、仲介業者にその取引額に応じて手数料を支払います。
200万円以下の部分 取引額の5%以内
200万円超400万円以下の部分 取引額の4%以内
400万円超の部分 取引額の3%以内
売却金額に応じて、決められたパーセンテージを上限として、仲介手数料を支払う決まりになっています。
このパーセンテージは国土交通省で決められた率で、どの不動産業者にも適用されます。
例えば2,000万円のマンションを売却した場合の手数料は、
200万円以下の部分 200万円×5%= 10万円
200万円超400万円以下の部分 200万円×4%= 8万円
400万円超の部分 1600万円×3%= 48万円
10万円+8万円+48万円=66万円
66万円(消費税別)となります。ご自身で売却できればこの金額分を省けます。
※売買金額が400万円を超えたときは、「売却金額×3%+6万円+消費税」で計算できます。
売買契約については専門知識が必要
不動産の売買には、民法による契約が必要です。
不動産売買契約書の作成はかなり専門的知識が必要です。
例えば、契約締結後から引き渡しまでに建物が火災や雷などによって滅失した場合の責任をどちらがもつかという「危険負担」や、
マンションを引き渡す際に隠れた瑕疵があった場合、売却の後どれくらい売主が責任を負わなければならないかという「瑕疵担保責任」、手付金の扱いなど、契約によって定めておくべき内容がたくさんあります。
これらの記載が抜けていると、のちにトラブルが起こる可能性が非常に高くなります。
不動産仲介業者は、日々不動産の仕事に携わっているため、契約の知識が豊富です。契約書に関しても一般に公開されている契約書の様式だけでなく、専門家でないとわからない多くの条項の記載例を知っています。
これらの事由を総合的に考慮し、仲介手数料を支払うことで、買主をさがす労力や契約書作成の勉強を省けることを考えれば、仲介業者に依頼するほうが売却を有利に進めるられるのでおすすめします。
2、マンション売却の流れ
実際に仲介業者に依頼してから売却の契約が成立するまでの流れをみていきましょう。
まず最初に確認事項として、マンションを売る仲介と、マンションを不動産業者に買取してもらうのとは、手順が変わります。
一般的には、まず仲介を依頼して、あなたのマンションを買いたい買主を募集する契約をしましょう。
不動産業者に買取してもらうのは、値段を下げても売れないとき、早く売却して現金化したいときの最終手段です。
なかなか売れないマンションを不動産業者に買取してもらう場合は、希望の価格より低い価格でしか売却できないことが多いです。
人気のある立地で、相場より高額で買取したいと不動産業者が希望してきたときは、もちろん業者に売却を考えていいでしょう。
簡単な流れとしては次のとおりです。
査 定(不動産業者に売却する場合)
↓
仲介業者と契約
↓
売り出し
↓
価格交渉
↓
売買契約
↓
引き渡し
まずは、不動産仲介業者とご縁のある方はその業者に相談しましょう。
新規業者より親身になってくれる場合もあります。
査定については、まずは売主が売りたい金額を提示すればOKです。
ただし、売りたい金額が相場よりかけ離れて高いと、買主から敬遠され売却できる確率が落ちますし、それによって、売却までに時間がかかります。
相場については、マンションの購入金額と、築何年か?や、地域性と広さ等を考慮し、WEBで情報を収集しつつ、いくつかの仲介業者にも相談依頼しましょう。
ご自身の保有しているマンションと似た地域・間取り・築年数のマンションの各種不動産サイトや国土交通省の不動産取引価格情報検索などの取引事例をみて、把握できると尚よいでしょう。
仲介業者は2,3社の業者に依頼した方が窓口が広くなり、買主も見つかりやすくなります。
ただ、あまり多く頼むと、売却がなかなか成立しないとき、値段を下げて買取するという営業がしつこい場合もありますので、ご注意ください。
また、不動産仲介業者の方から、高めの査定額を提示してきた場合、その時の注意として、不動産仲介業者によっては高く査定額を提示して、顧客を
囲い込んでおき、相場より売却希望価格が高いため売却が進まない場合もあります。
マンション売却第1部の解説まとめ
本日の解説はここまでです。
このあとのマンション売却までの流れの解説については、第2部で紹介します。
●マンションを売るときに知っておきたい3つのポイント第2部の記事はこちら
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