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怒りを感じたとき一番やっちゃいけないこと

怒りを感じたときに一番やっちゃいけないことは、その怒りをなかったことにすること。

「落ち着け」といったん冷静になることは大事なのだけど、「こんなことで怒っちゃいけない。大人気ない」みたいに、怒りを感じたこと自体をなかったことにしてしまうのはなんの解決にもならない。なぜなら怒りは忘れたふりして放っておいてもどこにもいかず、ずっとそこにあり続けるから。

腹の中でくすぶり続けた小さな忘れ去られた怒りたちが積もり積もって限界を越えると、一気に爆発する。爆発の仕方によっては大切なひとを失ってしまうかもしれないし、自分の心や身体をこわしてしまうかもしれない。

だから怒りっていうのは、感じたらすぐ処理しないといけない。

じゃあどうすればいいのか。怒鳴って発散するわけにもいかないし、やけ酒は体にも心にも悪い。すぐにできる簡単で効果的な方法は、その怒りを感じ切る。そしてなぜいま自分は怒りを感じているのだろう?と考えること。



YouTubeがおかげさまで伸びていて、ちらほら批判コメントを目にするようになった。英語に関する動画をアップしてるので、「英語教えてるとは思えないレベル」とか「発音違います」「あなたの言ってることは間違ってます」みたいなものだ。

それらを見ると一瞬頭に血が上って怒りの感情が湧き上がるのだけど、そこでいったん冷静になって「何がわたしをこんなにも怒らせているのだろう?」と考えてみた。

いくつか理由はあったのだけど、”人に自分の英語レベルを否定されたこと” にわたしは猛烈に腹が立っていた。そして自分の中に「そんなことない!わたしの英語はすごいんだ...!」という強い思いがあるのも見つけた。

これが見つかったらもう怒り処理作業の半分は完了していて、残りはそのセリフと真逆の褒め言葉を、自分にかけてあげればいい。



どういうことかと言うと、

「英語教えてるとは思えないレベル」と言われて腹が立った。

→何がわたしをこんなにも腹立たせているんだろう?

自分の努力してきた英語のレベルをバカにされたことに腹が立った。

→じゃあコメント主になんて言ってやりたい?

わたしの英語はすごいんだー!

→じゃあその言葉を自分にかけてあげよう。

わたしの英語はすごい!あんたすごいよゆかり!がんばってるよ!英語お偉ペラだよ!(自分で自分に)


という感じ。

もしリアルの生活で友達に言われて腹が立ったのなら直接自分の気持ちを伝えたほうがいいのだけど、今回みたいにSNSでの批判コメントみたいな相手に返しても無駄なものや、もしくは怒りの矛先がどこにも向けられないような場合、この方法は本当に役立つ。

自分で自分を最大限褒めてあげると、そのコメントにムカついている事実は変わらないのだけど、怒りが消える。腹のなかのどす黒いものが消える。それが大事。



怒りを感じたら、冷静に自分を観察しよう。

怒りを感じることは悪いことじゃない。自分を知るいい機会だからよろこんでもいいくらいだ。

うまくコントロールすれば、怒りもプラスに変えられる。わたしは先ほどの批判コメント「発音間違ってる」を受けて新しい発音に関する動画をつくり、その広告収益でお金を稼がせてもらいます。

そう考えると批判コメントも、怒りを感じることも悪くない。

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不完全あ英語でも自信を持って話せるようになりたい方へ。わたしがどれだけYouTubeのコメントで英語力を批判されても、誰が何を言おうと堂々と英語を話せるのか、その考え方をシェアしています。

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