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ネフローゼ入院生活〜入院当日、腎生検(2020/7/2)〜

今回は入院当日と腎生検について書いていこうと思います。

入院当日は入院セットを持って妻とともにタクシーで病院まで直行しました。
9:30から手続き開始予定だったのですが、念のため9:00過ぎには病院に到着しました。
手続き済ませ、病棟のナースステーションに行き、入院手続き完了。
ここから長い入院生活が始まると思うと少しだけ気が重くなりました。
この時、浮腫で身体全体パンパン
妻からは別人になってしまったように見えたそうです。

腎生検は午後からということで、午前はベッドで検査の準備をしながらゴロゴロし、13:00くらいから検査のため、処置室にベッドごと連れて行かれました。

〜腎生検〜

腎生検についての詳細は、ネット検索ですぐ見つかるし、実際受ける方は主治医が丁寧に説明してくれるので疑問点等は残らず解消しましょう。

実際の検査を簡単に説明すると、直接腎臓の細胞をとって顕微鏡で観察して組織の状態から確定診断を下すというものです。

医療が進歩し、非侵襲的な検査等も増えてはきましたが、より確実な診断を下すためにはやはり生体試料を用いた病理組織学的な検査が必要なのだと改めて実感しました。
そう思うと正確な診断を下すための検査技術やバイオマーカー探索については研究の余地があるなと改めて実感しました。
実際、患者の状態によっては腎生検を行うことが難しい場合もあるので、診断薬と検査機器を上手く使用することで簡便かつ安全に検査できるようになればいいなと思いました。

〜腎生検終了後、絶対安静タイム突入〜

生体試料採取後、圧迫止血を20分程度し、最後に砂嚢を穿刺部位に敷かれ病室に戻りました。
そして、ここからが個人的に一番辛かった絶対安静タイムです。
まずは2時間仰向けのままじっとします。
2時間後に砂嚢を除去し、穿刺した部位と反対側の膝を曲げることが許可されます。
さらに2時間後、両足を曲げることが許可され、その5時間後に穿刺した側を下にして寝ることが可能になりました(穿刺した側と反対側は下にはしないよう言われました)。

人生で初めて絶対安静状態で長時間身動きが取れない経験をしましたが、背中から腰あたりの筋肉が辛すぎて、全く眠れず、何度も何度も目を覚ましては時計を見つめました。
朝が来るまでひたすら気を紛らわしながら耐え続けました。

そして、無事に夜が明け、エコー検査を実施。持続的な出血等確認されなかったため、晴れて絶対安静が解除されました。

次回は検査後の入院生活について書いていきます。

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