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Netflixの「LIGHTHOUSE」がおもしろい

8月22日よりNetflixで星野源さんとオードリー若林さんの「LIGHTHOUSE」が公開されました。

〜あらすじ〜
星野源と若林正恭の気の置けない2人が、対話を続けながら自身の葛藤に正面から向き合うことで、試練に直面した時進むべき道に光を当てる。

Netflix公式サイト

マルチに活躍されている2人が、どういう話をされるんだろうと気になっていたので、早速公開日に視聴。全6エピソードのうち、この記事を書いている時点で4エピソードしか見ていませんが、非常におもしろいです。食い入るように見てました。

内容としては、月に1度、2人だけで「悩み」をテーマにガチトークするというもので、6ヶ月間にわたって撮影されたそうです。ちなみに企画演出・プロデューサーは佐久間宣行さん。

正直なところ、普段から2人の活動について追いかけているわけでもなく、星野さんは音楽・役者・文筆家として活躍し、若林さんは芸人として結果を出し書籍も出版している程度のことしか知りません。(『逃げ恥』はめちゃめちゃ見てた)

ただ、本にしろ、音楽にしろ、漫才にしろ、「モノ」を作るクリエイターであることは共通されているし、しかもそれぞれの分野で結果を出しているトップクリエイターなわけじゃないですか。

そんな人たちが紡ぐ言葉や、考えがどんなものなのか、興味をそそられないわけがありません。

そして、話し合うテーマが「悩み」というのもポイント。

生きていれば誰しも大なり小なり悩むことなんてあるわけで、しかも勝手なイメージではあるものの、2人とも心に暗い部分を抱えているというか、「闇」というと陳腐な表現ですが、隠しておきたいようなことについても赤裸々に語ってくれそうな気がしていました。

実際、エピソード1では誰からも認められない不遇の20代を過ごした当時を振り返りながら「ずっと下を向いて歩いていた」(星野さん)、「恨みしかなった、世の中への」(若林さん)と仰っていたので、期待通りだったなと。

詳しくはNetflixで本編を見て欲しいのですが(エピソード1本あたり30分くらい)、20代の暗黒時代から、最前線で活躍している現在進行形の悩み、ものづくりへの想いなどなど、本音トークが炸裂しています。

「地上波の番組では話せないのでは?」という内容もあったりなかったり。

2人の生々しい話を聞いているだけでも十分に楽しめるコンテンツですが、クリエイティブな仕事をしながら葛藤している、もがいているような人におすすめの番組だなと思います。

自分自身、絶賛もがいている最中ということもあり、心にブッ刺さる内容の多いこと多いこと。「レベルが違いすぎるけど、わかる」ということがかなりあるはずです。

星野さんも若林さんも今や日本を代表する表現者となっていらっしゃるわけですが、すぐに結果が出るような甘い世界で勝負されていないので、不遇の過去があったこと自体は当たり前っちゃ当たり前なんですが、表現される作品やモノを通して、「今」にフォーカスしがちな視聴者の立場からすると、ついそのことを忘れがちになりますよね。

番組内でも表現されていましたが、「歩いているだけで矢が飛んできて刺さる」ような状態の中、心が折れそうになりながら、時にまわりから批判や否定を受け続けてきても、ずーーーーっとモノづくりを続けておられる。

僕はライターとして独立し2年が経ちましたが、目立った実績を残せているわけでもなく、正直なところ今後どうしようかな、他の仕事も考えたほうがいいかもなと考えていました。

続けていくとしても、結果を出すには「正しい努力」をする必要があるわけで、じゃあその正しい努力とは何なのか、今している努力の方向性が正しいのかどうかということについては、まだよくわかりません。

そんなタイミングで、この番組を見て、おもしろくて感動し、「自分も2人のようにモノづくりを続けていけば必ず報われるんだ!」なんていうほどお気楽な感情にはなれませんが、少なくとも続けていく勇気みたいな、一歩踏み出し続けてみようかなと前向きな気持ちになれたことは確かです。

とまあ、視聴した勢いのままに書いてしまったので文章は拙いことこの上ないですが、とにかくおもしろい番組なのでおすすめです。




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