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古着になり得る服

こんにちわ。ちょっと暇つぶしとテストを兼ねて駄文を書かせて頂きたい。余り長いと皆様見る気がしないと思うのであっさりめに。

はい、タイトルにある通り古着になり得る服について。

デザイナーズの古着と言ったら皆様何を思い浮かべるだろうか。ここ数年で日の目を浴びるようになったのはRaf Simons、Helmut Langであろう。後はPRADA、Dries Van Noten、Maison Martine Margielaなどだろうか。90年代から2000年初頭はファッションシーンにおいて新たなクラシックを生み出し、アーカイブとして今も尚、高値が付けられ服好きのクローゼットを行き来している。

そんな古着になった服達の共通点は、やはりモノの良さ。10年以上朽ちずに着られるタフさ、最も大事かもしれない。丈夫でなければ僕たちが袖を通す機会もなかっただろうし、ボロボロならばこんなに値段も付いてない。そうだったならば誰も着ようと思わないだろう。

そして、その服が内包するバッグボーン、カルチャー。これが"良い服"を更に次の次元へ押し上げる。伝統的なテーラリング技術で作られた綺麗なジャケット、破れないようにヘヴィウエイトで作られたデニムアイテム(ワークウェア)。スケートカルチャー、ストリートカルチャー、その国ならではの風習、生活スタイルが服に付随する。そうした目に見えない付加価値が宿る事によって服は古着になり得る。今価値が付いてるアーカイブアイテムはただ使い古した服ではないのだ。

じゃあ古着にならない服ってなんなの?って思うはずだ。これは生み出された瞬間に完成された究極の美が投影されたアイテム。今まさにちょっとした流行でもあるミニマル。例を挙げるとビッグネームで言えばジルサンダーのアイテムなどが多く当てはまるのではないかと思う。(もちろん全部ではない) 砕いて言えば、綺麗な状態が1番カッコいい服。最初から完成してる服に付け入る隙はないし、使用者が愛着を持って長い時を過ごしたとしてもそれは劣化し、ただ着まわした服になる。

僕が大枚を叩いてデムナヴァザリアが率いるBalenciagaを集めているのはこれに当てはまるのが大きな理由でもある。僕たちはファッションを楽しむと同時に古着を生成しているのである。今業界で取り組んでるサステナブルな生産よりもこういった思想で服を着ることの方が余程持続的であろう。世の中には沢山服があるのだ。

皆様の明日の買い物が未来に祝福あらん事を祈ってここに駄文を。最後まで見てくださった方、ありがとうございました。

#ファッション #アーカイブファッション #服 #洋服 #古着 #balenciaga

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