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#38 子どもを真ん中においた授業

新しい職場になって3日。今年度の私のチャレンジは、子どもの興味から授業を組み立てていくことだ。(というか、そうやって学びをデザインしていかないと、授業が成立しない)
”本当の意味で子どもを中心において授業をつくる”とはどういうことなのか、考えさせられる3日間を過ごしている。子どもを中心に置いた授業を作る上でどのような準備が必要なのか考えた。

従来の授業はどうだろう?教科書があり、流れを作る。ゴールを定めて、教師が授業を組み立てていく。”子どもが主体”と言いながらも、授業を作っているのは教師である。指導案がある時点で、”子どもが主体”とは言えないだろう。(もちろん主体”的”であるから、そういった一面があってはいけないわけではない。ここではあえて問い直すという意味で批判的に表現している。)

授業の流れが決まっていて、安心するのは教師である。ゴールが決まっていて、教えることが決まっているのだから、”流し”やすい。私もこれまでそういった授業を何度もしてきた。しかし、そもそも授業を”流し”て良いのか。

では、私のチャレンジである、”子どもを中心においた授業”に必要な準備は何か。それは引き出しを増やすことではないだろうか。事前に流れが決まっていて、その方向に教師が持っていこうとする授業は通用しない世界にいる。即興力が重要なのだ。つまり、引き出しを増やしておくことで、即興的により良い学びを子どもと共に組み立てていく。

もちろん、いわゆる普通の小学校で、そういう授業の組み立て方だけでできるかといえば、難しいだろう。しかし、子どもを中心に置くということを大切にして授業を作ることは可能なはずだ。プロジェクト型の学びにもそのヒントがある。すくなくとも、やらなければならないことをこなすだけのつまらない授業からは脱却する必要がある。そのためには、授業の作り方、指導案のあり方を見直していく必要があるだろう。

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