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米国と韓国の関係は2019年に終わっていた【2019年特選記事】

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黒井:連合司令部をソウルから車で2時間離れた場所にある米軍平沢基地に移転することに伴い、竜山基地内の米国人学校を廃校することになった。6月3日の廃校式をもって60年の歴史に幕を閉じることになったそうだ。次の学期からは平沢基地の学校へ行くことになるようだ。この廃校式に来賓として出席した在韓米軍の陸軍中将は、この歴史は米韓同盟の大切な"遺産"になるだろうと述べている。財産ではなく"遺産"だそうだ。

(朝鮮日報日本語版) 竜山基地のソウル米国人学校、60年の歴史に幕
6/4(火) 10:40配信 朝鮮日報日本語版

米軍基地の平沢移転に伴い廃校

 3日、ソウル市竜山区の米軍基地内にある「ソウル米国人小中高校」の校庭は早朝から大勢の人であふれていた。幼稚園児から高3までの児童・生徒と教師たち、制服を着た軍人、髪の白くなった高齢者などおよそ1000人が、校内の「ファルコン体育館」を埋め尽くした。1959年9月に開校した同校は米軍基地の平沢移転に伴って60年に及ぶ歴史を閉じ、この日、廃校式を執り行った。児童・生徒らは、次の学期からは平沢米軍基地(キャンプ・ハンフリーズ)の学校などで学ぶことになる。

 米国防総省が韓国で服務する米軍人・軍属の子女教育のため設立したソウル米国人小中高校は、過去60年の間におよそ1万人の卒業生を輩出した。在韓米軍と学校側は、礼儀をわきまえた惜別の儀式を準備した。1959(開校年)と2019(廃校年)の数字を模した大型の風船を浮かべ、壇上の周囲には学校の風景を収めた大型の写真パネルを掲げた。およそ300ある来賓席では、引退した老教師や卒業生らが記念写真を撮り、あいさつを交わしていた。さらに在校生629人と教職員が、学校のマークと南山ソウル・タワーが描かれたTシャツを着て客席を埋めた。

 幼稚園児と1年生がミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入歌「So long, farewell」を歌うと、出席者らが順番に演壇へ上がり、思い出を聞かせてくれた。同窓生にして中学教師、そして小学生の子を持つ親でもあるエディー・ロージーさんが「米国で、とてもひどい(ソウル)ホームシックにかかった。一晩中、ソウルの先生に電話をかけて『辛ラーメンがない場所で何をどうすればいいのか分からない』と訴えた」と言うと、客席からは笑いが起きた。

 和気あいあいとしていた式場の雰囲気も、中・高校のドナルド・ウィリアムズ校長と小学校のティフィニー・ウィードル校長が別れのあいさつをすると粛然となった。両校長が震える声で「いつまた会えるか分からないので、友達とは朝、昼、晩とあいさつをしておこう」と提案すると、児童・生徒らは涙を流しつつ互いに抱き合った。来賓として出席したマイケル・ビルス在韓米第8軍司令官(陸軍中将)は「60年間続いた歴史は、韓米同盟の大切な遺産として残るだろう」と語った。

ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00080069-chosun-kr(閲覧不可)
※黒井注:この記事は2019年6月5日に投稿された記事だ。本家News U.S.で最も多く読まれた記事をいくつか抜粋して再編集し、特選記事として再掲することにしている。

米国では6月から夏休み

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