見出し画像

NewsPicksソーシャル編集部が6月、注目したコンテンツを紹介

こんにちは。

NewsPicksソーシャル編集部の櫻田潤です。先週、僕たちのnoteをスタートして、2投稿目になります。

前回の投稿で、noteは僕たちソーシャル編集部の価値観を発信する場にしていきたいと書きました。

そこで思い出したのが、Goodpatchさんのブログです(今週マザーズ上場の発表がありましたね🎉)。これまでイベントをご一緒したり、何度かオフィスにお邪魔して感じるのは、カルチャーの魅力です。

そしてそれを社内にとどめることなく、外の世界にも届けているところ。

たとえば、Goodpatchブログに、「新しいものが大好きなGoodpatchで◯月話題になったアプリ、サービス、デザインまとめ」というシリーズがあって、中にいる人の価値観が伝わってきます。

僕たちもそういうことをしたいと思い、ソーシャル編集部のメンバーが毎月、注目したコンテンツをコメント付きで紹介します。

そう言えば、前回の記事について、Twitterで、NewsPicksの書籍事業を担うパブリッシング部門の編集長・井上さんがこんなことをつぶやいていました。

これきっとそういう風に思っている人、けっこういるんだろうなあと思っており、すこしでも僕たちの体温を伝えていけたらと思います。

それではどうぞ。

6月、注目のコンテンツ

まずは1人目、松嶋さんによるセレクトからお届けします。

【Pick 1】言論の自由ってなんだろう?

Twitterがトランプ大統領の過激なツイートに対し警告をつけたことを皮切りに、SNS界が揺れています。

「あらゆる種類の草花(言論)が生茂る庭(SNSプラットフォーム)」を自由の庭とするか、「雑草は取り除かれた上で各自好きな草花を植えられる庭」を自由の庭とするか。

後者を選ぶとき、誰がどこまでを雑草と定義するのか…。

背景を知った上で関連ニュースを見るとより理解が深まるはず、ということで一連の流れをざっくりまとめてみました。

アートボード 190 のコピー

【Pick 2】SFの世界が一歩近づいた

5月末にスペースXが民間企業として初めて有人宇宙飛行に成功したことが記憶に新しい中でのこのニュース。人工的に冬眠して、その間に遠い宇宙まで旅をする。

まるでSF映画のようなことが現実になるかもしれないと思うとわくわくします。

【Pick 3】買い物体験の変化

以前リテールテックの記事デザインを担当した際、特にときめいたのがRFID(GUやユニクロで導入されているセルフレジの仕組みを実現している技術)。

コスト面、権利面などまだまだ課題はあるようですが、セルフレジがICカードのように浸透(最近は切符の買い方がよくわからず戸惑うほど)する日は来るのでしょうか。

松嶋こよみ
東京下町生まれ。NewsPicksでは主にオリジナル記事のバナーや図版のデザイン、Twitter用オリジナルコンテンツのデザインを担当しています。海外旅行・読書・映画鑑賞が趣味で、人と話したりお酒を飲んだりしながら、答えの出ないことを考えるのが好きです。好きなニュースジャンルは国際・ファッション・科学・小売などなど、自分ごととして捉えやすいもの。(Instagram

🐦 🚀 🛒

つづいて、2人目、土山さんによるPickをお届けします。

【Pick 4】カニエの恩返し

ラッパーのカニエ・ウェストのアパレルブランドであるYEEZYと、GAPがパートナーシップを締結。YEEZY GAP(イージー・ギャップ)と呼ばれる新ラインを展開すると発表しました。

カニエはかつてGAPでアルバイトをしていたとのことで、このコラボを通じて、市場で苦戦を続けるGAPの救世主になるかもしれません。

因みに、6月26日朝にこのニュースが伝わると、GAP株価は40%近く急騰しました。

【Pick 5】感嘆が止まらない、ファンづくりの事例集

ホラー映画『ミッドサマー』や、アカデミー賞を受賞した『ムーンライト』など話題の作品を手掛け続ける映画製作会社A24の、熱狂的なファンベース構築や、巧妙なSNSの発信の仕方がまとまっていて、仕事の参考に大いになりました。

個人的には、屋外看板やグッズを活用したオフラインの施策に特に面白さを感じました。

【Pick 6】スニーカーショップの黒船来航

ニューヨーク発のカリスマスニーカーショップKITHの旗艦店が、7月4日に渋谷オープン。ストリートファッションのメッカである東京で、KITHが如何に受け入れられていくかとても注目しています。

ナイキのAir Force 1のカスタムアートがデコレーションされている天井を早く直に見たい!

土山晴矢
1980年生まれ。石川県出身。2017年2月にNewsPicksに入社し、マーケティングに携わった後、現在はソーシャルメディアを担当。好きなニュースジャンルは、テクノロジー、音楽、海外サッカー、ファッションなど。今熱中しているものは松本清張作品で、オススメは『陽炎絵図』と『神々の乱心』です。(Twitter

👖 🎬 👟

最後は僕が気になったコンテンツです。

【Pick 7】ヘイトで儲けるな

ヘイトコンテンツへの対策が不十分だとして複数の団体が共同で立ち上げた、ソーシャル・プラットフォームに抗議する運動「Stop Hate For Profit」

それに応じる形でユニリーバ、コカ・コーラ、ホンダ、スタバなどの大手企業が続々とFacebookと主要SNSへの広告を停止すると発表。いわば企業による不買運動に発展しました。

これまでもユーザーやジャーナリストから憎悪コンテンツへの対応が不十分と指摘を受けてきたものの、根本的な対策には乗り気に見えなかったFacebookですが、広告主が声をあげたことで重い腰を上げました。

市民運動が企業を巻き込んで、ムーヴメントになった例として注目しています。

【Pick 8】ベゾスさん、スイッチ入った

昨年4月、従業員からオープンレターで気候変動への対策が不十分だと抗議を受けたAmazonのジェフ・ベゾス。これに応じるように、今年に入り、気候変動への取り組みを支援するファンドをベゾス個人とAmazonで立て続けに設立しました(『Bezos Earth Fund』と『Climate Pledge Fund』)。

それが今度は命名権を持つスタジアムの名前を『Climate Pledge Arena』にすると聞いて、「ベゾスさん、スイッチ入ったな」と思いました。

【Picik 7】で紹介した広告ボイコット企業もそうですが、これまで一部の企業やブランドが示してきたような社会的な姿勢を、より多くの企業が表に出すようになってきて、その流れが巨大プラットフォーム企業にも及んでいます。世界的に影響力が大きい企業が取り組むことで、流行にとどまらない大きな変化になっていきそうです。

【Pick 9】ありがとう、ミルトン・グレイザーさん

「I❤️NY」のロゴやボブ・ディランのポスターのデザインで知られるミルトン・グレイザーさんが亡くなりました。

「強さ」と「温もり」の両方を感じさせるデザインが憧れでした。足元にも及びませんが、僕もその2つの両立を模索していきたいと思います。

櫻田潤
2010年、インフォグラフィックの実践と普及を目的とする個人プロジェクト「ビジュアルシンキング」をスタート。2014年にインフォグラフィック・エディターとして、NewsPicksに参画。スマホに最適化したインフォグラフィック記事のフォーマットを開発。主にテクノロジー関連のインフォグラフィック記事の執筆・デザインを多数担当。2019年より、チーフ・ソーシャル・エディター。(TwitterInstagram

🔥 🌏 ❤️

以上がNewsPicksソーシャル編集部が選ぶ、6月の注目コンテンツでした。

「選ぶ」とは、価値観の表明

数週間前のミーティングでこういう企画をやりたいって話をして、3人それぞれでコンテンツを選んでみて思うのは、「選ぶ」という行為は自分の価値観、チームの価値観を確かなものにするために大切なプロセスだということ。

何を着るか、どこに住むのか、どの会社で働くのか、そういったことと一緒で、何かを真剣に「選ぶ」ことは、価値観の表明を意味します。

もちろん、なんでもかんでも真剣に選んでいたら疲れてしまいます。ゆずれないことに関して僕たちは真剣に選びます。それで言うと「コンテンツ」は、メディアで働く僕たちにとって真剣に選ぶ対象。

この記事を書くことは、自分たちの価値観と向き合う良い機会となりました。

文・櫻田潤(TwitterInstagram

🦓 🦓 🐕

〈NewsPicks公式ソーシャルアカウント〉

🐥 Twitter
NewsPicksの最新記事・動画のダイジェストや、Twitterオリジナルコンテンツとして、「経済用語」シリーズ「愛読書」シリーズなど展開しています。

📸 Instagram
NewsPicksのインタビュー抜粋や、Instagramオリジナルコンテンツとして、社会の変化やテック企業の動向を届ける「Spotlight」シリーズを展開しています。

📹 YouTube
NewsPicksスタジオが企画・制作している番組のダイジェストや、NewsPicks編集部によるドキュメンタリーシリーズを展開しています。

(バナー画像:Twemoji