見出し画像

0.3mmノズルとQholia PLA グレーを試す

Snapmaker2.0がそろそろ届くであろうという希望的観測をあてにして、Snapmakerのノズルを0.4mmから0.3mmに変更してみました。
これで細かい物の印刷も恐れるに足らん.....???

画像1

画像3

以前3DプリンタミーティングでQholiaの多夢さんから頂いたQholiaのPLAフィラメントで試してみることにしました。

画像4

画像5

印刷設定

0.125mmピッチで 3DBenchyです。
印刷スピードは50mm/sを基本に外周は40mm/s、内周は60mm/s
lineWidthは外周0.36mm 、内周は0.24mmとしました。
印刷時間は3時間ぐらいですね。
※0.3mmノズルに対して40%程度と印刷しやすくもそこそこ綺麗な無理のないレイヤーピッチです。
※LineWidthが増えて印刷可能な最小形状は少し大きくなりますが、外周をゆっくりにしつつも吐出量を一定にするチューニングです。

画像3

Qholia PLAでの結果

やっべ...........
30センチほど離れてしまうと縞模様が見えなくなって塊に見えますね。
触った感じはさらさらしてます。
側面の乱れが全くないのでちょっと混乱するほどです。
舳先のオバーハングが完璧に出ています。
丸窓などもほとんど文句をつけるべきところが見当たりません。

画像6

画像7

EsunのPLAとの比較テスト

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07RTWRY9B
気に入って使っている安いフィラメントの割にはしっかりしているeSUNのPLAでも出力してみたので比較してみましょう。
Gcodeは共通です。
左がQholia、右がeSUNのフィラメントです。

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

eSUNもかなりきれいに出力されていますが、Qholia PLAでの出来は驚きです。
比較すると色は変わらない感じですが、Qholiaの方はテカリが無いので形状がはっきり分かりますね。
eSUNの方は少し吸湿しているのもあってBrobが出ている感じがあります。
特に違うのはオーバーハングです。Gcodeが同じにもかかわらず、これほどオーバーハングの様子が違うのは驚異的です。
軟化温度が違うのか熱伝導率が違うのか不明ですがノズルを出てからの硬化が速く形状がパキっとしています。
どちらも0.3mmノズルのおかげで船尾の銘板の文字もしっかりと読めますね。

Qholiaフィラメントを買うべきか

1.5kgの容量で10800円+税と普通のPLAの2倍ほどの値段はしますが、この出来上がりの違いを見せられた私は喜んで買います。
やすりがけもしやすいそうなので、フィギアやコスプレアイテムの造形に最適でしょう。型どり用のマスターの造形にも良いと思います。
もちろん機械系パーツで寸法精度が欲しい場合にもこの乱れの少なさは役に立つと思います。
ぜひどうぞ。


ぜひサポートをお願いします

記事がご参考になりましたら、ぜひサポートをお願いします。
新しい記事が増えちゃうかも?

あるいはAmazonで何か送りつけてくれたらレビューします。


記事をサポートしていただくと、一層のやる気と遊び心を発揮して新しい記事をすぐに書いたり、3Dプリントを購入してレビューしたりしちゃうかもしれません。