見出し画像

Anycubic Vyper発表

昨年からチラッと登場していたAnycubic製の3DプリンターVyper がTCT Asisにて正式に発表されました。
昨年の予告からはVYPERのロゴが加わりより精悍な印象になっています。
一見するとZタワーについていたダンパーバーが無くなり、フィラメントフックの変更なども行われているようです。

以前の記事

公式Youtube&商品スペック

● Build Volume: 245mm(L)×245(W)×260mm(H)
● Print resolution : ±0.1mm
● Positioning accuracy: X/Y 0.0125mm; Z 0.002mm
● Extruder number: Single; Nozzle diameter: 0.4 mm
● Print Speed: <180mm/s (recommended 80-100mm/s)
● Support filaments: PLA, TPU, ABS, PETG, Wood
● Ambient Operating Temperature: 8°C - 40°C
● Operational Nozzle Temperature: max ≤260°C
● Operational Hot Bed Temperature: max ≤110°C
● Slicing Software: Cura; Output Formats: GCode
● Input Formats: .STL, .OBJ, .AMF
● Connection mode: Trans-flash Card; USB cable(expert users only)
● Input voltage: 100V/240V AC, 50/60Hz
● Output voltage: 24V/14.6A(350W)
● Machine size: 508mm×457mm×516mm
● Package Weight: Machine weight: ~10kg

MEGA-Sなどからすると造形サイズは一回り大きく245mmとなり、高さもやや増えて260mmとなっています。
印刷速度の向上やオートレベリングの追加など2021年にふさわしい機能が一通り搭載され、MEGAシリーズを置き換えるものとなるかもしれません。

価格については定価が$359、現在オープニングセールで$299.00となっています。
国内導入価格は5万円以下となると思われます。

Vyperは2021年のスタンダードとしてふさわしいか?

レベリング機能

現時点で4x4のオートレベリングが案内されています。

PrusaMK3シリーズなど同様に四隅のノブは廃され、レベリングの再現性や高速、高加速度での印刷にも耐える設計になっているようです。
ベッドの検知方法は不明ですが、ノズルを接触させるピエゾ式の可能性もあります。

MEGA及びMEGA-Sなどと同様に左右独立したZモーターと共に、左右のエンドストップは光学式のセンサーに置き換えられています。可動部が無く精度も信頼性も向上するでしょう

画像1

ここから先は

1,004字 / 7画像

¥ 100

記事をサポートしていただくと、一層のやる気と遊び心を発揮して新しい記事をすぐに書いたり、3Dプリントを購入してレビューしたりしちゃうかもしれません。