見出し画像

少しだけ自分が見えた話

これまでの話で書いたように、筆者は少し前までメンタルがやられて落ち込みが激しい状態でした。自分の無力さ、周りの人が自分には構わず幸せそうに過ごしていた(ように見えた)こと、全てが辛いと感じました。

今も、なんであんなこと言っちゃったんだろう、あの時こうしていれば、と思うことばかりです。でも時間は戻ってきません。それが受け入れられなくて、終わった人間関係にすがったり、成功していた時期のことを思い出しては、良い時の気持ちに浸ったりしていました。それで、ある時に思いました。

自分が執着しているのは、周囲の人への申し訳なさとか、全力で頑張れなかった悔しさとかではなくて、心地よかった、美化された過去の自分自身だったのだと気付きました。

それから少し楽になりました。誰のせいでもない、もうどうしようもない過去に対して、居ても立ってもいられない気持ちになるのは、その惨めな状況に対して何も出来ない今の自分がしんどいからだと思ったからです。

だから、過去の自分や迷惑をかけた周囲に対して唯一、自分がしてあげられることは、自分を強く律して、形は違っても再び「良い自分」になって、良い時間を続けていくことだと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?