3日間の見込みがダラダラと8日間、国内外の全便を止めた空港封鎖
スワンナプーム空港封鎖が始まった翌日の11月25日、バンコクのもう1カ所の空港、ドーンムアン空港も封鎖された。誰もが「3日で終わる」と見込んでいたが、対処すべきソムチャーイ首相は地元のチェンマイに逃げたまま、警察は首相からの強制排除の命令を無視したまま。封鎖は何日もダラダラと続いていた。パンタミットは空港ロビーに座り込んで炊き出しのご飯を食べているだけなのだが、それはそれで疲れる。バンコクと2カ所の空港を毎日行き来するこちらも疲れ、最後は空港に着くなりみんなと一緒に寝転んで仮眠、という状態になってしまった。
空港封鎖が終わる前夜、パンタミットが寝泊まりしていたドーンムアン空港のロビーに手榴弾が投げ込まれ、1人が死亡、20人以上が負傷する。空港前に延びる、空港敷地が見下ろせるトールウェー(高架高速道路)からのグレネードランチャーによる発射だとされた。爆発場所には、親に連れてこられた子どもが何人も寝ていた。
両親に連れられて空港に泊まり込む子ども
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