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読書バトン

 読書バトンを受けました。「~記事に10回以上スキしてくださった方に捧げます。~」と書かれていたフォロアーさんからです。ありがとうございます。ここでニックネームを明記して良いのかどうか分からず……。

 読書バトンのことを知らず、ハッシュタグをタップしてその説明を読み、今さらながら内容を理解しましたが、読むのは仕事柄ほとんどニュース、たまに日本の仕事仲間が出した戦争ネタや風俗ネタの本、後は文字がほとんどない写真集ばかりで、書くことが仕事の一部なのにほとんど読書できていません。本来の読書バトンの「遊び方」は、けっこうな冊数の本を取り上げることになっているようですが、読書量が少ないため取り敢えず以下のような感じかと。

人生を変えた本

 人生は変わっていませんが、人生に対する考え方が変わりました。どちらかというと、「行動・思考パターンに大きく影響した本」です。

 アルベール・カミュの「異邦人」。フランスに住んでいた若いころ、日本語の文庫本を読んでその後フランス語の勉強がてらに原本のペーパーバックを。フランス語といっても、アルジェリア出身のカミュが書いた明快な文章なので、難解ではないです。ちなみに今は、フランス語ほとんど忘れています。

 和訳も原文も正確に覚えていませんが、最も印象に残ったのは「いくつもの生き方があった中で、自分は今の生き方を選んだだけのこと」という意味合いの部分。

専門分野でみんなが楽しめるオススメの本

 メディア関係で広く浅くという仕事をしているので明快ではないのですが、最も長く続いている写真を自分の専門だとすると、「荒木経惟の本」。アラーキーですね。写真集でも単行本でも文庫本でも何でも。どの本をめくってみても、写真の撮り方などには全く触れておらず、「自分の彼女を撮れ」「家族を撮れ」「近所を撮れ」だけ。「全ての女は女優、全ての男はカメラマン」。この意味が分かれば、写真の撮り方などという本は不要です。「専門分野で入門者に勧めたい本」もアラーキーでしょう。

雑学で面白い本

 日本のコンビニでよく売っている「○○の100の秘密」といった類の本を一時帰国の際によく買っていましたが、社内の日本人女性に以前、「男はこの手の本ばかり読む」とばっさり言われ、以降あまり買ってないです。どのような内容であれ「雑学」とみなすとそれなりの読み方にしかならず、何が書いてあったかすぐに忘れてしまうかと。

漫画関連:

 noteの漫画しか読んでいません。

オススメの小説:

 日本を離れると日本の古風な表現が恋しくなります。例えば「藤沢周平」。バンコクで文庫本をほとんど揃えましたが、数年前に古本屋に売ってしまいました。多くの人に読んでもらった方がいいです。自分がまた読みたくなっても、藤沢周平の本だったらいつでも買えます。ということで、ダブって何冊も買うこと多し。

 「藤原新也」の本も、何冊も本棚に並んでいます。このおじさん、説教じみたことばかり書いていますが、人間関係の描写がかなりロマンチックです。

 中学高校のころ非日常的な話が好きで、「眉村卓」のSF小説の文庫本をほとんど揃えていました。今の時代さすがに廃刊になっていて、古本屋でも見つかりません。

 同じSFでも、例えば海外のSF作家「アイザック・アシモフ」の小説を読むと時代が400世紀とか500世紀とかに設定されていて、その壮大さに感心します。宇宙戦艦ヤマトはアシモフにとって古代の物語です。

 ほとんど参考にならない内容なので、次へのバトンタッチは難しいです。

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