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警官隊が調子に乗り過ぎ 催涙弾で死者2人、負傷者400人

 警官隊による催涙弾発射が落ち着くと、今度は数百メートル先の旧国会議事堂前の広場から、催涙弾を撃つ音がボン!ボン!と鈍く聞こえてきた。そちらに向かうと、広場は催涙弾で白く煙り、パンタミットが煙を抑えるペットボトルの飲料水を大量に持ち込んで対抗していた。

 催涙弾はカートリッジごと飛んでくる。空中で爆発するときもあれば、地上に落ちて転がりながら爆発するときもある。この催涙弾は後に、中国製で破裂時の衝撃が強烈、これで脚、特にひざ下をケガしたデモ隊が続出したと報道された。警察内でも問題となり、この騒ぎを受けて同タイプの催涙弾の在庫が全て破棄された。

不発の催涙弾をビクビクしながら手にするデモ参加者

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