家にいます@ロックダウン強化のバンコク
タイ国内の新型コロナ感染確認者が1日当たり1万5千人を、バンコク首都圏だけでも同5千人をそれぞれ超えました。感染拡大の歯止めをかけられない政府が夜間外出禁止令に加え、「昼間でも飯と薬を買いに行く以外は家にいろ」と言い出す始末。国民もそこまで忠実に従ってはいないのですが、今日は祝日もあってバンコク都内はいつにも増してガラガラです。
ネットショップで買ってしばらく放置していたオールドレンズの写りを確認したく、自宅近所の運河へ。何となく撮った水上家屋の窓の奥に住人さんの姿が見え、(彼女の存在に気づかなかったとはいえ)ぶしつけにカメラを向けたにもかかわらず、ピースを返していました。
スナップが撮りづらくなって久しい日本と比べ、タイにはまだまだ撮り手の居場所があるようです。
写真左手の建物を水上家屋と呼んでみたものの、濁った水の運河の上に建つ掘っ立て小屋。後で写真を見返したら、このときすでに住人さんの黄色いシャツが写っていた。向こうからは、自粛要請で人通りのない道を歩いているこちらの姿ははっきり見えていたよう。
手にしていたレンズが望遠ズームだったので、対岸から引き寄せて撮ってみる。30~40年前のレンズでピンが甘いというか解像度が低いというか。
これまた撮った後に写真を見返して分かったのは、どうも「いないいないばあ」をしていたらしいこと。レンズの悪さでファインダー内の映像が見にくく。歯が痛いのか、左の頬に湿布を貼っているように見える。
最後にピース。床が抜けそうな、壁も割れかけた板を貼っただけの、窓も取ってつけたような何とも頼りない家だが、中にはちゃんと人が。運河の上にかけられたハンモックが危なそう。
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