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爆発騒ぎにビビる日本人記者

 民主党のベテラン政治家であるステープが展開する、「バンコク・シャットダウン」。政治家なのに道路封鎖、座り込み、集会、デモ行進によって政治を解決しようとする呆れた行動だったが、タイにとってはこれも民主主義といえる。
「民衆が道路に座り込めば政府が倒れる」。
それをリードするのが政治家だ。ステープが目指すのは取り敢えず、2014年2月2日に投票予定の下院選の阻止。政治家として選挙を戦うのではなく、まずは民衆を率いて座り込みだ。彼の政党である民主党の下院議員は全員、前年12月8日にさっさと辞職。同党の地盤である南部一帯の8県28選挙区では、反政府派市民の妨害で立候補予定者123人が届け出を行えず、そのまま選挙を実施しても定員割れの再選挙という事態が心配された。反政府派市民というのはすなわち民主党側の人間、もう自作自演なのだ。

現場検証中の警官

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