UTMの役割
企業のセキュリティ対策としてUTMの導入が挙げられます。
UTMとは、ご利用中のネットワークをサイバー攻撃から守るため、
複数の異なるセキュリティ機能を1つにまとめたハードウェアです。
多層防御や多層化セキュリティとも表現されることもあります。
PCやスマホ、タブレットを不正な通信やスパムメール、遠隔操作から守ることももちろんですが、近年取り沙汰されているIoT機器(IP電話や複合機、ネットワークカメラ)を守るためにも活躍します。
IoTはPCと異なり、ソフトウェアのアップデート通知が目に見えて頻繁に来ることもなく脆弱性が放置されがちな機器です。
攻撃者はこのセキュリティホールを狙うことで社内ネットワークを攻撃することも多くなりました。
■ファイアウォールやソフトでは不足?
外部から送られてくる不正な通信は、ファイアウォールを搭載したルーターで守ることができ、ある程度既知のウィルスであればPCにインストールした
セキュリティソフトで検知することができます。
しかし、サイバー攻撃は日々進化しており、さらにより一層複雑な構造をしているため最近ではウィルスに感染した後の対策が重要と唱えらえるています。
⇒ 参考記事
■UTMで出来ること
前項でもお伝えした通り「感染した後の対策」が必要です。
出口対策をご存知でしょうか?
外へでていく通信を止める役割のことを指します。
情報漏洩を守ったり、他社を攻撃するための踏み台にされてしまうことを防ぐにはこの出口対策が重要になっていきます。
また、ウィルスソフトやファイアウォールルーター、スパムメール対策など
それぞれの防御が必要だったところをUTM1つで補え、一元管理できることが強みです。