見出し画像

ファッション迷子歴23年の私が救われたひとこと

こんにちは。newRニューアールのおだぎりあいみです。突然ですが、私は自分で服を選んで買うようになった高校生の頃から約23年間、ファッション迷子でした。迷いが吹っ切れたのはつい最近のことです。「newRパーソナル分析」のフィードバックで、お客様が「過去の診断結果を基準に服を選ぶのが(実は)苦しい」と話されるたびに、隣で300%共感しているのは私です!

少し考え方を変えるだけで、グッと楽になった私自身の原体験を、一つの事例としてこのnoteで共有したいと思います。誰かの心をほんの少しでも穏やかにできたら幸せです。

私という主語を置いてけぼり

小さな町に生まれ育った私にとって、ファッション誌というのは、手の届くことのない非現実の世界、眺めて空想して楽しむ材料でした。事件が起きたのは高校1年の終わり。父親の仕事の関係で急に関東に出てくることが決まり、見える世界が一変します。

バーチャル空間だと脳内変換していた『non・noノンノ(集英社)』に登場するショップもカフェも、ある日突然、頑張れば行ける場所になったのです。雑誌を片手に初めて渋谷に乗り込んだ日のことは鮮明に覚えています。それ以来、流行りのキーワードを追いかける日々が始まりました。見たい、行きたい、触れたい場所があり過ぎて、買い物は、足が棒になるまで街を何往復も歩く行事になりました。

学生の身分ですから、基本的には思うように「買えない」状況は変わらないのですが、その間ずっと、「社会人になったら買うんだ」と妄想するアイテムが脳内クローゼットに蓄積されていきました。

女子大で好みの異なる幅広い友人ができたことも影響して、ある日は渋谷の109、ある日は恵比寿と代官山、今日は銀座と丸の内、明日は吉祥寺の古着屋、来月は津田沼のパルコ、と、付き合う友人の好みの買い物に同行することでいろんなテイストに触れる機会を得ました。

社会人になって、自分でお金が使えるようになると、脳内クローゼットを現実の物にするべく買い物を楽しみました。
激推しされていた(と記憶している)「華奢なネックレスの重ね付け」や「とろみブラウス」、数年経てば「ツイードのジャケット」にも手を出しました。渋谷にあるサロンで流行りの前髪ぱっつんヘアもやりましたし、ネイルサロンでオフィスに最適(と雑誌に書いていた)フレンチネイルもやりました。

今思えばですが、憧れのアイテムや、ワーキングウーマン(もう死語でしょうか)たるものこうあるべきスタイル像が先にあって、自分自身が「私という主語をどっかに置いてけぼり」だったなと思います。

どんなにチグハグでも、家族に「変」と突っ込まれても、ファッション誌が私の憧れであり目標でした。20代までは。


ファッションがわからない、とにかくバイブルが欲しい

30歳を過ぎて出産を経験し、諸事情で産後2ヵ月で復職をした際、とにかく「何を着たらいいかわからない」という悩みに直面しました。

インターネットのおかげで、どこにいても気になる物を購入できるし、物理的にはあらゆるブランドに触れることはできますが、絶対的なバイブルだった雑誌の中の世界がキラキラと眩しくて、「自分には無理」と感じたんです。あれほど大好きで目標だったファッション誌の中の世界が、バーチャル空間に戻った瞬間でした。

とにかく時間に余裕がなくて「考えたくない」ことと、どうしても汚れやすいから「イージーケア」商品にばかり目が行きます。ユニクロで、生地に若干のフォーマル感があってオフィスでも大丈夫そうな洗濯機で洗えるボトムスを見つけて、同じ色、同じ形のものを3本購入。ずっとそれを回転履きしていました。

誰がか言ってたんです。「靴と鞄だけ良いものに」とか、「優しい色で女性らしさアップ」とか、「ここぞという時の一着を持っておけば安心」とか。以前にも増してファッションがわからなくなっていますから、その言葉の意味を実際の服に落とし込むのも一苦労。手探りで、靴をエナメルにしたり高めのヒールにしたり、仏頂面が増えて険しめの顔にますます拍車がかかっていたので優しいクリーム色や薄いピンク色のトップスにしたり。ここぞというときの一着として、ドレープたっぷり女性らしさ全開のAラインワンピースを手に入れたりしました。でも、そのワンピを着る日はなんかずっとそわそわしているんです。


プロのお墨付きという「安心」を優先し過ぎて、さらに迷走

転機となったのは、子育ても少し落ち着いてきた頃でした。骨格診断、パーソナルカラー診断というプロにファッション指南を受けられるサービスに出会います。

信頼する方の紹介で診断を受けて、骨格「ストレートタイプ」パーソナルカラー「オータム」「ただし緑はNG」という結果に。安くない金額を自己投資して、はじめてプロにパーソナルなスタイリングのアドバイスをしてもらいました。それまでファッションの「指針」を持ったことがなかった私にとって、プロによる診断結果とスタイリングアドバイスに従わないという選択はなく、結果に基づいて物を取捨選択し始めます。

画像1

クローゼットを大整理して、着ていい服だけ並べたら、全体的にベージュな空間に仕上がりました。それまでは黒が好きだったのですが、モノトーンは地味だと判定されたので、モノトーンのアイテムには手を出さなくなりました。

首が詰まっているものよりもVネック、飾りがあるものよりもシンプルなTシャツの方が合うし、タイトスカートなど身体にピッタリ沿うようなラインのものが似合うと聞いたので、Vネック以外のものは片付けて、シンプルなVネックのTシャツで同じ物を2枚買って、ボトムスはタイトスカートが中心になりました。
今思えば行動が「極端」ですが、指針を持てて効率的になったことが嬉しかったのです。

「お金をかけてプロに指導してもらった結果」というのが実はミソでして。その道のプロによる「指針」は私の中で「これをしておけば間違いない」という確固たるものになっていました。お墨付きを得たものだから「安心」。診断結果が、以前の私にとってのファッション誌の存在と入れ替わったわけです。

画像4

でも、迷子から抜け出せていたかといえば、まだでした。

Aラインのワンピにそわそわしていた時と同じで、VネックもシンプルTシャツもタイトスカートも、なんだか心が落ち着かないんです。


ファッション迷子の苦しみから救われたひとこと

そんなファッション迷子継続中の私を見兼ねたかおりさん。ある日こう切り出します。

「これあいみさん”スキ”じゃない?」

差し出されたのは、黒のノースリーブのシンプルなワンピースでした。
顔の下にまずあててみて、実際に着てみると
「なんかスキ」で「なんかいい」それで「なんか嬉しい」と素直に思いました。

「スキです。でも、黒、いけますかね?」

「いける〜。どんな物でも組み合わせて着ることができる。一番大事なのは、自分がなんかスキっていうその気持ちの方。着ていて心が穏やかでいられるかどうかだから。」

あいみさんの気持ちを大切にしていいんだよ

私の視界がパーっと晴れた瞬間でした。
骨格診断やパーソナルカラー診断など、各種のパーソナル診断で得られる知識もある。けれど他の見方考え方もあるということを、身をもって体験したわけです。

画像3

大事なことは、自分自身の「なんかスキ」と言う気持ちを大切にすることだと気づくことができました。


パーソナル診断の結果に悩む人へ

迷いが吹っ切れたのはつい1年ちょっと前のこと!思えば長い長いトンネルでございました。そんなファッション迷子を抜け出すきっかけとなったのが、かおりさんが開発した「newRパーソナル分析」です。ちょっと気になりませんか(笑)

分析フィードバックは必ずZoomでお客様と対話をさせていただきます。その中で「過去の診断結果を基準に服を選ぶのが(実は)苦しい」と悩むお客様の声をよく聞きます。画面越しにはあまり伝わらないと思いますが、300%心で共感しております。

私と同じようにプロに診断をいただいてと言う方もいらっしゃいますし、AI診断ツールの充実化の影響もあると考えています。女性向けのファッション系媒体を中心に、●●診断の認知度は格段にアップし、最近では男性向けの媒体でも扱われるようになりました。ZOZOコスメが誕生したときにZOZOグラスが登場したように、パーソナライズ化を叶えるマーケティングツールの一つとしてパーソナルカラー診断が活用されることも増えました。

似合う服や似合う色の自己診断を行うツールが充実し、診断経験者の数が増加した結果、悩む人も増えるということが起きているのだと推測します。

「15年間、判定されたパーソナルカラー以外の洋服が買えなかった」
「黒が似合わないと言われたので、一切黒を着ていない」
といった話を伺って胸がぎゅーんってなります。
newRにたどり着いてくださってありがとうございます。

具体的にインタビューで語ってくださったお客様もいます。


「選択肢が絞られたことで効率的な物選びができるようになる」というよりも、「選択肢が狭くなり過ぎて、窮屈でどこかワクワク不足に繋がっている」のではと危惧しています。
皆さん、最近朝の着替えにワクワクできていますか?

私自身は、今の自分にとっての「なんかスキ」を一番大切にすることで、ワクワクを取り戻すことができました。自分が選択していると言う納得感もあってゴキゲンでいられます。

今では、以前のAラインワンピやVネックトップス、シンプルTシャツやタイトスカートが「なんか落ち着かない」理由も理解できます。実は苦手なアイテムも活かしたい時は、どう組み合わせて調整すれば自分の心が落ち着くかもだいぶわかるようになりました。ずっと遡って「フレンチネイル」が劇的に違和感だった原因もわかってめちゃスッキリ。23年分の迷いが晴れていく感じを楽しんでいます。

おそらく私たちは、程度に差はあれど、「他人に、ましてやAIに決めつけられたくない」という本音をどこかに持っているのではないでしょうか。指針は欲しいけど、やっぱり「自分で決めたい」というのが人の本心だと感じます。

自分に似合うで一人でも多くの人を笑顔にしたいと思って開発した「newRパーソナル分析」は、あなたの中にある「スキ」をもとに紐解いて言語化して服や物に繋げるので、「最後はやっぱり自分の意志で決めたい」というあなたの気持ちを大切にしていただけます。

あなたの「なんかスキ」という感覚で選ぶことこそ最強!そんな体験が、一人でも多くの悩める皆さんにも届きますように。

<newRパーソナル分析>


更新情報はTwitterでもおつたえします!