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ビジネスネーム、通称名、旧姓などで働けるように環境整備しました。

こんにちは。
NEWPEACEDEIBプロジェクトのオーナーをしているWine(ワイン)です。

DEIBプロジェクトでは、社内のDiversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括)、Belonging(帰属)という視点を持ちながら、新規の取り組みや管理システム・運用体制の構築とアップデートを行っています。

これまでNEWPEACEではカルチャーとして、メンバーの希望する名前での就業が浸透していました。

今回、あらためて社内外にヒアリングを行い、メンバー一人ひとりがすぐにできる配慮と、会社としての情報管理体制・運用フローをまとめました。

背景

社内メンバーが使用しているチャットツールにて、プロフィールでのプロナウン記載に対してアップデートが必要なのではないかと発信が複数名からありました。その際にカミングアウトの強制にならないことを意識も忘れてはならないという問題提起してくれているメンバーもいました

そこで、DEIBプロジェクトではプロナウン、日本語の敬称、そして本人が呼ばれたい名前で就労できるように、今一度実態把握から行う必要があると認識し「名前の呼び方プロジェクト」として取り組むことにしました。

ヒアリングを通して見えてきた課題

会社に提出している住民票に記載されているもの以外の名前で働きたい場合には、どういったケースがあるのか?ビジネスネームを使用して困った経験はあるか?など社内外の方々にヒアリングを行う中で、さまざまな現実が見えてきました。

①業務中に使用したい名前の希望がある方々
以下、ヒアリング中に伺った際の一例

●婚姻後や何かしらの理由でお名前が変わったけれど、引き続き旧姓でお仕事をしたい方
●外国籍者や在日コリアンの方で通称名を使用したい方
●個人情報保護の観点や、キャリア形成のため、ご自身の性自認に合わせたお名前を使用したい方

②これまでに見かけた、体験した名前の困りごと

入社時に同じ苗字の方がいるということで、旧姓でお仕事をしている方がおり、心地良い対応ではないと感じた。

ビジネスネームやステージネーム、ペンネームでお仕事をしているメンバーや、業務委託などの外部の方の実名がスタッフリストや入館手続きリストで、関係者内でオープンになった。

ちゃんもしくはくんをつけて呼ばれている方がいるが、その方の性自認とは異なるので、本人は安心できる環境なのか第三者として心配になった。


何を解決するのか?

ヒアリングを通して下記の点をアップデートする必要があると認識しました。

  • メンバー一人ひとりが業務中に使用したい名前の希望がある方々がいるということを知り、自分にできるアクションや配慮を理解すること。

  • 個人情報の管理体制(実名を含む個人情報へのアクセス制限、管理監督者など)


この2点を行うために4つのアクションを行いました。

  1. 「名前を呼ぶことはワンチームの秘訣✌️」というガイドラインを作成し、社内に周知

  2. メンバーがお互いの呼び方や敬称などの希望がわかるプロフィールページの作成開始

  3. 入社時に希望の呼ばれ方やメールアドレスの希望などを伺うフォーム作成、また事前コミュニケーションタイミングの設定

  4. 情報監督・管理・運用体制を構築(ガイドラインにも明記、メンバーもリアルタイムに担当者を把握可能)


ガイドラインを一部ご紹介

ガイドラインでは、名前を大切にすることは自社のミッションにも紐付くマインドであることが前提にあるとしつつ、一人ひとりができる配慮を記載しました。

メンバー目線でできる配慮(一部ご紹介)


NEWPEACEとしての配慮(一部ご紹介)




ガイドラインや社内体制はメンバーの声を聞きながら常にアップデートしていくことが最も重要だとDEIBチームでは捉えております。今後重要な更新がありましたらまたご紹介します。

最後までお読みくださりありがとうございました。

もしもガイドラインを全文見てみたい方、社内と社外の方へのヒアリングをどのように行ったのか?などのご質問がある方がいらっしゃいましたら、DEIBチームのメールアドレスにご連絡ください。

deib@newpeace.jp


🌷Special Thanks🌷

  • 自ら手をあげてリサーチやディスカッションに参加してくれたメンバー

  • 名前についての困りごとを話しくれたメンバー

  • ディスカッションに参加してくれた方々


お忙しい中ご協力ありがとうございました。

writer: ワイン エリカ
editor: Ai Tomita



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