🇨🇦ホストファーザーにゲイ疑惑をかけられた話　in Vancouver🇨🇦

バンクーバーに行きたいな

大学4年生のある日、私は旅行代理店に置いてあった一枚のチラシに魅了されました。

それは、バンクーバーのチラシです。

なんて美しい街並みなんだろうと一目惚れです。

時期的にクリスマス時期のツアー広告だったので、尚更素敵な都市に感じました。

私はいつものように、学食でサークルメンバーと会話をしていました。

私はそのバンクーバーの話をみんなに共有したくて話題に挙げます。

「俺さぁ、そのチラシ見て、すごいバンクーバー行きたくなったんだよね！」

すると、以前の記事で登場した本田さんが、「私バンクーバーにホームステイする予定なんだけど、ニューノマンも一緒に行く？」と言ってくれました。

ホームステイとはいえ、流石に2人で行きはしないだろうと思ってたので、軽いノリで「マジで？！行く行く！」と二つ返事をしました。

後日、本田さんがバンクーバーについて話をしてきます。

「バンクーバーの日程なんだけど、これで大丈夫？」

「えっ！あれマジだったの？」

「えっ？マジだよ。」

「俺は全然いいんだけど、彼氏大丈夫なの？」

「うん、全然大丈夫だよ。」

「あぁ、ならいいんなら良いんだけど、、」

という事で、一緒に行く事になりました。

彼氏には前回のストーリーで、「お前が何もしないから泣いてるんだろ！」と怒られた経緯があるので、逆に好意にする分には怒られる筋合いはないでしょう（笑）

という事で、2人でバンクーバーのとある夫婦の所へホームステイする事になりました。

ホームステイ先でのゲイ疑惑

日中、本田さんと2人でバンクーバーのOLD NAVYで買い物をしていた時、男性だけど凄くフェミニンな店員さんがいました。

家に戻り、ホストマザーが私のOLD NAVYの袋を見て、「買い物行って来たの？」と聞いて来たので、買い物に行った話とフェミニンな男性がいた話をしました。

※ホストファミリーとの会話は全て英語ですが、日本語表記にしています。

するとホストマザーは、彼はゲイなのよ。だから仕草が可愛らしいのよね。と言っていました。

もしやとは思っていましたが、やはりゲイの方でした。

私は当時両耳にピアスを開けていたので、ホストファーザーが、すかさず私のピアスに触れて来ます。

「君は右耳にピアスしてるけど、カナダでは右耳にピアスをしている奴はゲイだと思われるんだぞ。」

と言われたので、ここはジャパニーズジョークを飛ばさないと大和魂が舐められてしまうと思ったので、
「実は僕もゲイなんだ。」と言いました。

すると、ホストファーザーはややマジトーンで、
「そうだったのか！俺は同性愛者は応援するし、全く問題はない。」とフォローしてきました。

何度もジョークだよ！と言いましたが、一向に訂正されません。

※※※

次の日、ホストファーザーがK1の試合を見ていました。

ホストファーザーはムキムキのヒゲファイターを指差し、「君はこうゆう男がタイプなんだろ？」と聞いてきたので、

昨日のノリで、「イエス！イエス！」と答えました。

リアクションは「Oh！Really ？！」です。

畳みかけるように私は、「K-1ファイターより相撲レスラーの方が好きだ。」と言ってやりました。

そしたら、「相撲レスラー好きなの？マジで？君はさすが日本人だ！素晴らしい！」と拍手をされました。

こうして私はカナダで無事、ゲイ認定されたのでした。

エモデザに繋がるルーツは、ここにあったのかもしれません。

I WAS GAY.