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出産への立ち合いは今後の人生を左右する?!

先日、妻の出産に立ち会って来ました。陣痛から出産まで怒涛に過ぎて行きました。

今はコロナで立ち合いすらできない状況がありますが、可能なのであれば立ち合いされる事をお勧めします。

女性の愛情曲線

まずは、こちらのグラフをご覧下さい。
ライフステージに伴う女性の愛情曲線です。

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夫のグラフは2パターンあり、回復グループは育児を積極的に手伝った夫、低迷グループはそうでない夫となります。

私は妻の出産前にこのグラフを何度もみせられました。

もともと出産には立ち会う予定でしたが、これを見て身が引き締まりました。

私が老後、要介護になった時、妻に見捨てられないようにしようと(笑)

陣痛スタート

妻の陣痛は出産前日の22時頃スタートしました。

陣痛の間隔が狭くなって来たので、1時30分くらいにクリニック入り。

妻の側で付き添います。

段々痛さが増してくる妻にオロオロする私。飲み物を渡すくらいしかできません。

7時頃、陣痛が強くなって来たので、分娩室に移ります。

最初は妻の腰を摩ったり、テニスボールを当てたりしていましたが、いよいよそんなのでは収まらなくなってきました。

助産師さんが来て、妻の陣痛を和らげるためにお尻を押しながら、呼吸法をレクチャーしていたので、助産師さんが離れてから、私も同じことをします。

指でお尻を押していたのですが、弱いと言われ、指が折れるくらいの強さでお尻を押しました。

フルパワーだーー!!

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※死んじゃえなんてもちろん思っていませんよ。

私のフルパワーも虚しく、それでも弱いという事だったので、ペットボトルの先っぽで押すことに切り替えます。

「まだ弱い!!」

それでもまだ弱いようです。

成人男性のフルパワーと全体重をかけ限界を突破します!!

「おらぁぁぁぁ!!!!10べぇ界王拳だぁ!!!!」

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出せる渾身の力を振り絞り、妻のお尻にペットボトルを突っ込みます。

陣痛の間隔が5分間隔くらいになって来て、5分おきに10倍界王拳を使います。

その時点で既に48時間近く寝ていないので、寝不足と相まって疲労困憊です。

でも、大変なのは妻の方、私は出来る限り支援をします。

もう30回以上は10倍界王拳を使ったでしょうか、気が殆ど残っていません。。。

使えるものなら元気玉を使いたいくらいです。
みんな、、オラに元気を分けてくれ、、、

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体力が限界に近づいて来た頃、助産師さんが分娩室に戻ってきます。

出産直前から出産の瞬間

手慣れた手つきでお尻を押し、呼吸をレクチャーします。

見た感じ、お尻の押し具合よりも呼吸の方が大切そうな感じです。

だったら最初からそうレクチャーしてくれよ!

こっちは初体験で分からないんだから放置しないでくれ!

助産師さんに若干イラっとします。

夫の立ち合いって、腰を摩ったり、声がけしたり、汗を吹いたりしているイメージが強かったので、お尻をフルパワーで押し込む事にとても違和感がありました(^^;)

出産1時間前くらいになり、赤ちゃんがなかなか降りてこないという事で、誘発剤を点滴します。

「もう耐えられない!!」

妻の悲痛な叫びが聞こえます。

「促進剤使うと痛みがもっと増すから、いきまないようにして。じゃないと赤ちゃん降りて来なくて赤ちゃんが辛いから。」

助産師さんのドライな一言が突き刺さります。

そこから医師も参加し、いきみ逃しをしながら、最後は思いっきりいきみます!!

頭の先までは出てきましたが、そこから中々出て来れなそうだったので、会陰切開になります。

同意書に夫婦共々サインをし、目の前で切開をします。

妻の頭側にいたので、モロではないのですが、人の手術シーンは初体験だったので、動揺しまくりです。

ただ、頑張っている妻を目の当たりにし、これから生まれる生命のことを考えると涙が出そうでした。

ただ、私が泣いてる場合ではないと思い、グッと堪えます。

そして、赤ちゃんが生まれました!!

膣口に耳が詰まって中々出られなかった事と、へその緒が絡まっていた影響で、赤ちゃんは若干の酸欠状態。

医師が赤ちゃんの背中を叩いて、赤ちゃんが産声をあげました。

オギャー!!オギャー!!

出てきた赤ちゃんは本当に小さく、でもしっかりと動いていて、感動と不思議な気持ちにつつまれました。

本当は出産後、家族で写真を撮る事になっていたのですが、妻の会陰切開の縫合があるため、私は外に出されます。

暫く待っていると、助産師さんが赤ちゃんだけ連れてきてくれました。

酸欠の恐れがあるため、直ぐに保育器に入れなくてはならないので、抱っこと写真だけということで、一緒に写真を撮ります。

うわー!!小さい!!かわいーー!!

写真撮影後、赤ちゃんは保育器に運ばれました。

赤ちゃんは1日保育器に入れられただけで、その後の経過は良く、元気に妻の元へと戻っていきました。

立ち合い出産を終えて

普段遭遇する事のない、出産というシーンに立ち合い、動揺の連続でしたが、本当に貴重な体験ができて良かったです。

今後出産の予定がある旦那様は、奥様との絆を深めるためにも、希望される場合は立ち合いをお勧めします。

老後のためにも(笑)

ちなみに、妻は退院後も暫くお尻が痛かったそうです(^^;)

出産、本当にお疲れ様でした!そして、これから子育て一緒に頑張っていきましょう!


こいつに小銭でもめぐんでやろうか。そう思われた神のようなあなた!大変ありがとうございます(ノ∀`*)