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パワハラ上司に倍返しだ!(後編)

おはようございます!ニューノマンです!

今日は昨日の続きとなります。

今日の記事はケインなので、時間がある時にじっくりお読みいただく事をお勧めします。

宜しければ、先にスキボタンだけお済ませ下さいm(_ _)m

ケインって何かって?

コスギ(濃すぎ)ってことです!←クソつまんね

前回の記事はこちら!

人生最大の誤送信

ある日、私は同じ方向の後輩(女性)と一緒に帰っていました。

「ニューノマンさん、今日の夜って予定ありますか?」

その日は帰って寝たかったので、私は全く乗り気ではありません。

「いやー、予定はないけど疲れたから帰りたい。」

あっさり断る私。

「そんな事言わないで一杯でいいんで付き合って下さい!」

「えー、やだーめんどくさい。」

「めんどくさいって、、、ひどい!ホント一杯でいいんで!お願いします!この通り!」

当時その後輩は仕事で悩んでいたので、相談されるのは目に見えてました。

後輩の面倒見は比較的良い方なのですが、この子は相談が重めだったので、何としても回避したかったのです。

それもあって断り続けましたが、終電逃して必死にホテルに誘ってくる男性並みに言い寄られたので、根負けして飲みに行く事になります。

「わかったよ。じゃあマジで一杯で帰るからね!」

「やったー!ありがとうございます!」

居酒屋で後輩ちゃんと会話していると、カッパの話になります。

「そういえば俺、カッパさんの絵書いたんだけどみる?」

「えっ、見たいです!」

写メで撮ってあったカッパの似顔絵を後輩に見せます。

「えー!おもしろーい!めっちゃ似てますね!これ私にメールで送って下さいよー!」

「ウケるでしょ?いいよ!送ってあげるよ。」

上機嫌になった私はそう言い、後輩にメールをしました。

しかし、これが悲劇の始まりだったのです。

なんと、後輩に送ったと思われた写メは、カッパ本人に誤送信していたのでした。

「うわ、やべっ、、、、間違えて本人に送ってしまった、、、」

青ざめる私。酔いも一気に覚めます。

「えっ!マジですか!ヤバくないですか?」

一緒に焦る後輩。

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LINEなら取り消し機能がありますが、メールには当然そんな機能がありません。

私は何度「時間よ戻れ!」と願った事でしょうか。

ドラえもーん😭😭😭😭タイムマシーンを出してー😭😭😭😭

しかし、時間は前にしか進みません。

もう私は前へ進むしかないのです。

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目が前向きについているのはなぜか?

そう、前へ前へと進むためです!

カッパの似顔絵

実物が無いとイメージしにくいと思うので、当時を思い出し、再現してみました。


それがこちらです。



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・・・いかがですか皆さん?


ヤバいでしょ?


仮にこの絵、お口が尖ってなければ普通の絵ですよね。


こんな風に。


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けれども、お口を出すと一気に悪意に満ちた絵へと変貌します。


こんな風に。


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こんな絵を仕事終わりの華金の夜に急に送りつけられて、怒らない人はまずいないでしょう。

私だったら確実にキレます。

混乱した私は、一先ずフォローのメールを送ります。

「先程は突然のメール失礼しました。今日は○○(後輩ちゃん)が悩みがあるというので、一緒に飲んでいて、その時にみんなの絵を描いていたのですが、先程間違って送ってしまいました。申し訳ありません。」

もう何を弁解しているのかよく分かりません(笑)

ずっと気が気でない状態で飲んでいたら、1時間後くらいにカッパから返信が来ます。

「そうか、○○(後輩ちゃん)の面倒みてくれてありがとな。」

返信はそれだけです。

絵のことにはノータッチ。

これはマジでヤバいパターンじゃないのか?

仕事中はめちゃくちゃ厳しいカッパなので、どれほど怒られるのか、、、?

恐怖が私を襲います。

その夜は現実逃避をするため、後輩としこたま飲み、近所に住んでいる後輩の従姉妹も呼んで、カラオケ行って終電で帰りました。

すぐ帰るつもりが、逆に長い夜となりました。

むしろオールしたいくらいの気持ちになっていました。

目が前を向いている理由

ちょうど飲んだ日が金曜日だったので、土日は生きた心地がしません。

どうしよう どうしよう、、、

そんな憂鬱を経て、それでも月曜の朝はやってきます。

本気で会社休もうか迷いましたが、それはただ問題を先延ばしにしているだけなので、意を決して出社します。

そう、私は前に進むしかないのです。

目が前向きについているのは、なぜだと思う?


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決意の朝

月曜日の朝の出社後、暫くしてカッパに呼ばれます。

「おい、ちょっといいか?」

うわっ、、、来たっ、、、、

余談ですが、この「おい、ちょっといいか?」も私もモノマネネタの一つでした。

カッパは毎朝私をタバコに誘うのが日課なので、ここまではルーチンです。

問題はここからどうなるか、、、

「はい、行きます!」

外階段の踊り場に出て、2人でタバコを吸います。

この時のタバコは、人生で一番不味いタバコでした。

深呼吸のように深くタバコを吸います。

「金曜日は、あいつの面倒みてくれてありがとな。どうだった?」

「とんでもないです。やはり、かなり悩んでるみたいでしたよ。」

そんな会話をしていましたが、例の話題がいつくるかと思うと、私は気が気ではありません。

かと言って、自分から話を振るのもかえって墓穴を掘りそうです。

そして、後輩についての話が終わり、遂にその瞬間がやってきたのです。

「ところでさぁ、あの絵はなんだ?」


うわーーっ!!!!!!!!!!


とうとう聞かれてしまいました。

頭の中がタイタニック?いや、大パニックです。

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タイタニック

胸がカァーーッと熱くなります。

「あ、あれですか、、あれはメールした通りみんなの絵を描いてて、間違ってカッパさんにカッパさんの絵を送ってしまったんですよ。」

顔が引きつっているのが自分でもよく分かります。

さぁ、普段私を激詰めする上司はそれに対して何と言うのか?!

もう怒られる準備はできています。

今週1週間何もできなくなってもいい!!

俺を好きにヤッてくれよ!!!

ほら、ヤってみろよ!カッパさんよう!

心の準備はできました。

カッパがその尖った口を開きます。

「えっ、あれ俺だったの?!」

・・・・

「えっ?」

「え?」

「なーんだよ、あれ俺なのかよー、ヘッタクソな絵だなぁ。ハハハハ!!」

怒る所か、満遍の笑みです。

その絵は誰がどう見たってあんただよ。

「ハハハハ!そうなんですよ!ホント私は絵が下手で!ハハハハ!」

安堵からか、通常の2倍、カルビーポテトチップスに例えるなら、コンソメダブルパンチの笑顔で笑います。

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そうなんです。カッパは仕事は厳しいのですが、それ以外では寛容すぎるくらい寛容なのです。

こうして、何とか私は大ピンチを乗り越えました。

いや、違うな。

こうして、私は今まで詰められた積年の恨みを晴らしたのでした。

どうだ!

やられたら、やり返す。それが私の流儀なんでね。

更にはあんたのオモシロエピソードを、インターネットという不特定多数が閲覧する大海原へ放ってやったぜ!!

フハハハハ!!

倍返しだ!!

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半沢直樹アルルカンと道化師


アナザーストーリー

終わりと見せかけて、まだちょっと続きますよ。ここまで読んで頂いてありがとうございます。もうあなたも立派なカッパファンになっている事でしょう。

そんな熱心なあなたへおまけとして、カッパ関連のショートエピソードをお送りします。

◾️エピソード1

後日、同僚(女性)が別の同僚に、「カッパマジムカつくんだけど!」という長文の悪口のメールを送ろうとしたところ、間違って本人に誤送信してしまった。

その同僚は焦る事なく、「先程のメールは間違って送りましたが、全て本音です。」と、更に追い討ちをかけたそう(笑)

部下2人に誤送信をされ、不憫なカッパさんであった、、、

◾️エピソード2

内勤の女性がカッパに対して判断に困る発言をしたところ、

「○○さん、それはなぁ、NOでもYESでもない。」と言われたそう。

じゃあ一体何が正解なんだ?(笑)

◾️エピソード3

ある日、私はカッパに詰められ過ぎてクソムカついたので、カッパの発言を全て無視していました。

当時私とカッパは向かい合わせに座っていたのですが、独り言なのか話しかけてるのかが曖昧な言葉をよく発していました。

私はできる限りそれを拾って会話をしていたのですが、私が拾わないと誰も拾う人はいません。

しーんとパソコンのタッチ音のみが響き渡ります。

オフィスの誰からも構って貰えず、寂しくなったカッパは自販機へ向かいました。

そして私の方へ寄ってきて、

「ニューノマン、さっきは言い過ぎてごめんな!こんなんでセコいけど飲んでくれよ。」

缶コーヒーを置いてくれます。

「カッパさぁん!ありがとうございます!」

私も単純なのでそれで許します。

実はかなり寂しがりなカッパさんなのでした。



こいつに小銭でもめぐんでやろうか。そう思われた神のようなあなた!大変ありがとうございます(ノ∀`*)