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Podcast#201『相模原マイキング研究会』
ポッドキャスト:NewNakanoStories、第201回は、友人の横尾さんのレコーディングスタジオにお邪魔し、「ドラムの録音におけるマイクの角度の研究」という非常にディープな研究会に参加してきたので、その様子をお届けします。
研究テーマの性質上、専門的なワードが頻発しますので、このnoteに参考資料をまとめました。こちらと合わせてお楽しみください。
マニアックすぎてアレかもしれませんが、誰かが何かに時間を忘れて熱中している美しい時間がパッケージされていますので、ぜひ、聴いてみてください。
相模原マイキング研究会 メンバー
![](https://assets.st-note.com/img/1715998773088-Rc9cA48hiV.png?width=1200)
横尾さん(velvet room studioオーナー)
velvet room studioホームページ
https://x.com/velvetyokoo|X
渡辺先生(プロドラマー、ドラム講師)
https://x.com/nabe_zo|X
https://note.com/nabezo/|note
ホームページ
マキト(NewNakanoStories)
https://x.com/NewNakanoStorie|X
https://podcasters.spotify.com/pod/show/newnakanostories|Podcast
https://www.instagram.com/newnakanostories/|instagram
今回の研究テーマ
『スネアドラムのレコーディングにおけるマイクの角度の影響について』
スネアドラムの打面からの高さ、および、リム(ドラムの端)からの距離をそれぞれ【3cm】に固定
①角度あり【斜めに角度をつけてドラムの打面を狙ったマイキング】
②フラット【ドラムの打面に対し並行にセットしたマイキング】
の2種類の角度でマイクをセットスティック・叩き方・マイクの種類を様々変更し、マイクの角度の違いが録り音に及ぼす影響を調査する
![](https://assets.st-note.com/img/1715998883542-Nl5xyOoI3i.png)
今回使ったスネアドラム
『Ludwig LM400』(ラディック メタル スネアドラム LM400)
![](https://assets.st-note.com/img/1715953710797-Mprh4OTwpj.png)
誰もが一度は通るメタルスネアの定番。Made in USAのクロームメッキのシェルは、完璧なバランスで鮮明なアタック音を提供します。ジャズからメタルまで幅広いシーンに対応。数多くのドラマーに愛される、歴史ある名器です。
今回使ったマイク(2種類)
①SHURE SM57(ダイナミックマイク)
![](https://assets.st-note.com/img/1715999985695-lJCyZH4zA8.png?width=1200)
スネアドラムからギターキャビネット、ボーカル、楽器などに対応するレジェンド級のSM57は、万能型のマイクロホンです。
②AKG C-451B(コンデンサマイク)
![](https://assets.st-note.com/img/1716000031727-MnEJXV9kHb.png?width=1200)
優れた音響性能と、高い耐久性を兼ね備えた、楽器用マイクロホンの世界標準。極めて優れた過渡特性を備えた極小のダイヤフラムを搭載。ハイハットやドラムのトップ、アコースティックギターなどの立ち上がりの鋭いサウンドを忠実に再現。バックグラウンドノイズの影響を抑えて狙った音源を的確に捉える、タイトなカーディオイドの指向特性。
ダイナミックマイクとコンデンサマイクの違い
コンデンサーマイクは感度が高く、繊細な音まで収録することが可能です。 一方、ダイナミックマイクはコンデンサーマイクほど感度が高くなく、特定の範囲(マイクの近く、マイクの目の前)のみの音を収録することができます。
今回使ったドラムスティック
①普通のスティック
![](https://assets.st-note.com/img/1715999535798-FaBX3p5k8S.png?width=1200)
②ロッド
![](https://assets.st-note.com/img/1715999468497-hoz5SVvTEt.png)
細い棒を束ねてあり、叩いた音はソフトなボリュームとなります。スティックで叩くと音量が出すぎてうるさい場合にロッドがよく使われます。
③ブラシ
![](https://assets.st-note.com/img/1715999641320-xIBayogsx3.png)
ブラシ奏法とはドラムのスティックが長い箒のような、ブラシ状になっているスティックを使う奏法で、一般的にジャズドラムで用いられる演奏法です。 バラードや落ち着いた曲の時に聞こえる、リズミカルな"サー"っとした音がブラシ奏法の音で、打面を擦って音を出します。 実際はブラシと言われることが多いです。
④マレット
![](https://assets.st-note.com/img/1715999770785-XGJytaTzJS.png)
マレットはスティックの先端が大きく球体になったものです。通常ドラムで使用するものは先端がフエルトで作られたものが多いです。
柔らかいアタック音が特徴的で特にシンバルなどを叩くと柔らかい優しいロングトーンが出せます。タム類に使ってもオーケストラチック(ティンパニーのような)な音色になります。
今回試したスネアの叩き方の種類
①リムショット
リム(フープ)と呼ばれるヘッドをテンション・ボルトでドラムに固定する枠に、スティックを当てて叩く奏法。ヘッドのみとは違い、金属音もプラスされるため、“カーン”と高い音が出る。
②リムショットなし
※上記のリムショットを行わない叩き方
③ゴーストノート
ゴーストノート
主にスネアで演奏される極小さな音のショットを指し、譜面上では“( )”で囲まれる。“存在が不確かな小さな音”という意味。アメリカではグレース・ノートと呼ばれ、これは“サウンドを優美にする隠し味”といった意味で、ゴースト・ノートとは多少ニュアンスが違う。主にスネアで演奏されるごく小さな音のショットを指す。
研究風景
![](https://assets.st-note.com/img/1716001919505-PmQ9Yu5dtN.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1716000481053-TXMmhlojjr.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1716000535690-gTYepPQWOW.png?width=1200)
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(おわり)
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