見出し画像

もし自分だけのオフィスをつくるとしたら、と考え出すといつまでも楽しい

・ワクチン3回目。

・そろそろ予約しないとな、と思って、打ったあと仕事に支障が出ないように、と考えつつスケジュールを眺めていたら、どうも翌日が一番都合が良いらしいことが分かった。

・まあ、今日予約して明日ってのは無理だろうな、と思って予約サイトを見ると、家の一番近所の会場で丁度いい時間が空いていた。

・しかも残り1枠。

・ここしかない、と思いすぐ予約。

・ラッキー、と思ったのもつかの間、よく考えたら全く心の準備ができてないことに気付く。

・2回目のとき、それほどひどくはなかったけどそれなりに辛かった。

・勢いで予約して少し後悔したが、神がかり的なタイミングなのでこれは行くしかないと思い、行ってきた。

・日にちは変わって今日。夜中にちょっと頭が痛かったけど無傷に近い。

・よかったよかった。これで今週末も図書館にも行ける。


・日常の中に積極的に非日常を潜り込ませていきたい。

・そういう楽しいことを考えていないと日々に張り合いがない。

・在宅勤務のある日、ふと思いついて奥様と近所の焼肉屋さんのランチに行ってきた。

・これは我ながらいい非日常だった。

・別に会社に出勤していたとしても、お昼はどこで食べようが自由で、焼肉屋に行ったっていい。

・しかし、在宅勤務の昼休みにそういう発想は浮かばなかった。

・ふと、稲妻に打たれたように思いついた。

・『そうか、俺は別に焼肉を食べに行ってもいいのか』と。

・短い時間ではあったけど、そこには非日常空間が現出した。

・午前中に仕事をしていたのが夢だったかのように思えた。

・そういう意味でも得をした気分だった。

・味をしめたので、これからもちょくちょく行くだろう。


・楽しいことを夢想することも大事だ。

・土曜の朝、洗濯物を干しながらふと思いついた。

・自分のオフィスがあったら楽しいのではないか、と。

・現状、全然自宅で間に合っているとしても。

・経済的に全く非合理的だとしても。

・現時点でまったくそんなお金の余裕はないとしても。

・考えることは自由だ。

・しかも家の近所に。

・1Kでいいから事務所っぽい物件を借りて、仕事をするのはどうだろう。

・家とは別に設けるわけだから、生活感を排除したインテリアが良いだろう。

・ミニマリスト的に、机と椅子とソファと小さめの本棚ぐらいでよかろう。

・収納は仕事用だけならあまり使わないだろうから、自宅の自分の本や服はこちらに持ってきておこうか。

・自宅が片付いて奥様は喜ぶだろう。

・良いスピーカーを入れて、ずっと音楽をかけているのもいい。

・家の近くだから、奥様がふらっと遊びにきてもいいだろう。

・なにもなくて面白くないかもしれないが、ソファで雑誌でも読んでおいてもらおう。

・毎朝、そこに出勤する。

・家から10分ぐらい。

・机は窓際に大きめのものを置くのが良いだろう。

・ポッドキャストの収録機材も設置しよう。

・ダイナミックマイク2本、ヘッドフォン2つ、録音用のMTR(レコーダー)があれば十分だろう。

・PCにではなく、あえてMTRに録音するのが楽しそうだ。

・MTRはハードオフに行けば一世代前だが十分に使えるものが安価で選び放題だ。

・PCは仕事場用に別に用意しよう。

・データは家のPCと同期させて、どちらでも同じ環境で使えるようにするのが良いだろう。

・たまには友達に遊びに来てもらうのもいい。

・時間を気にせず、ダラダラと過ごしたい。

・キッチンは使わない。スーパーで買ってきたもので十分に楽しめる。

・そんなことをしているうちに、ギターが欲しくなるだろう。

・ギターが欲しくなると、ベースも欲しくなるだろう。

・そして自主レーベルを立ち上げたくなるだろう。

・1Kの部屋から世界に討って出たくもなるだろう。

・と、短い間にここまで考えていた。

・考えているだけで楽しくなってきた。

・実現するには年にどれくらいかかるだろうか。

・一番大きいのは家賃だ。

・それなりに壁の厚い新中野の1Kは、10万円/月はかかるか。

・引越し費用は不要だが、敷金/家具を含めた初期費として30万円ぐらいか。

・ランニングコストとして、家賃と家賃光熱費合わせて12万円/月。

・とりあえず最小限の機材を揃えて10万円。

・初年度 約200万円。以降、約150万円/年。

・ものすごく無理だ。

・しかし、試算するだけでも楽しかった。

・自分のオフィスのある暮らしを思い浮かべるだけでも楽しかった。

(end)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?