ウクライナを見殺しにした中国 ロシアの暴挙をなぜ容認したのか

ロシアを支持して「貸し」を作っておけば
台湾への武力併合に動く際に役立つと計算

 ウクライナを武力侵略したロシアは泥沼に陥り、数々の国際法違反・人道に背く行為により、国内外で厳しい批判にさらされている。だが、中国の習近平総書記もプーチン大統領の暴挙を容認し、顰蹙を買っている。

 2月4日、習近平は冬季北京オリンピック開幕式に出席のため訪中したプーチンと会談し「中国とロシアの友情に限界はない。両国が協力する上で“禁じられた分野”はない」と述べ、ロシアとの蜜月ぶりを誇示した。

ここから先は

2,285字
この記事のみ ¥ 200