米国が振り向くまではやめない北の連射 韓国で始まったお決まりの前政権「清算作業」

“不意打ち”攻撃が可能に
2023年も連射続く

 2022年の北朝鮮の2大トピックをあげるとすると、共に11月19日に金正恩委員長が示した事柄だろう。

 まず、大陸間弾道弾=ICBM「火星17号」の発射だ。結果に「金委員長は大いに満足した」と北のメディアは報じた。米韓も「飛行距離が向上し、飛行時の安定性やスピードにも一段の向上の跡が見られる。北の核・ミサイルの脅威は一層大きくなった」と警戒。

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