見出し画像

メタが巨額制裁金を受けたワケ


大きいスノーデン事件の影響
米国は個人よりも自国の安全保障を優先

 フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズがこの5月に個人データの扱い方をとがめられ、アイルランドのデータ保護委員会(DPC)から12億ユーロ(約1800億円)の制裁金を科された。欧州でのプライバシー侵害に関する制裁金としては過去最大の額だ。ここに至るまでの経過を辿ると、データの自由利用とプライバシー保護の10年以上にわたるせめぎ合いの歴史が見えてくる。

ここから先は

2,435字
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!