僕のレンズで見た世界(後編)・・・楽員名鑑
トリフォニーホールに来たならば
たとえばSNSに「今日はトリフォニーホールに演奏会を聴きに来ました」と載せる時、ホールの名前が書かれた場所か、演奏会のポスターを載せる方がほとんどだと思います。
それも素敵な思い出だし、記録だし、事実だし、全然良いんです!
でも、せっかくならトリフォニーホールへ行くまでにある素敵な場所を是非知ってもらいたい!そして何度も来てくださっている方にも、毎回違った写真を撮って、演奏以外でも楽しんでもらいたい!
そんな思いで、今回はトリフォニーホール周辺にある、観光地とはちょっと違ったフォトスポットをご紹介します。
新日本フィルハーモニー交響楽団・音楽監督の佐渡裕人形と、コントラバス奏者 城 満太郎の写真でお届けします。
ホールへの道すがら
錦糸町駅からトリフォニーホールへは一本道です。ですが、大ホールの正面玄関へ行くのに、道の途中から2階部分へ上がることで、広くて屋根のある通路、ペデストリアンデッキを通ることが出来ます。※
この通路、柱に楽器のモチーフが散りばめられていたり、床には音楽がイメージされた一つ一つ微妙に違うタイルがあったりするんです。
自分の好きな楽器のモチーフと撮ったり、その日のソリストと同じ楽器と撮ったりするのもオススメです。
そのペデストリアンデッキのちょうど始まりの場所も、絶好のフォトスポット。
赤いモニュメントが目印なんですが、スカイツリーも綺麗に見えるし、往来の人も気にしなくていいので、写真を撮る人を昼も夜もたくさん見かけます。
前編でご紹介した「赤い色」と、中編でご紹介した「ツルツルの石」。
どちらも揃っているのがこの場所です!
座って記念撮影してもいいし、モニュメントの中央からスカイツリーを覗かせて撮っても素敵ですね。
アート作品と共に
ホールの正面玄関に来たら、必ず目に入るのがこの球体。
実はたくさんのアート作品があるトリフォニーホール。
入口にあるこの球体は、彫刻家 石井厚生(いしいあつお)さんの作品です。
球体の下に置かれた台座は、大ホールの傾きと並行に設置され、球体の彫られたかたちにより音の響きと広がりを感じさせるつくりになっているそうです。
ガラスや柵の無い"パブリックアート"がたくさんある錦糸町の街。もちろん音楽をモチーフにした物もいくつもあります。
(先ほどご紹介した赤いモニュメントも、ある音楽がテーマになっている作品なのですが……錦糸町やトリフォニーホールのアート作品を特集したnoteを現在企画中なので、そちらも是非お楽しみに!)
何か物体があったら、ついつい全体図を撮りたくなってしまいますが、上の写真のようにすごく寄ってみたり、前述の赤いモニュメントの写真のように一部だけを切り取ってみると、いつもとはひと味違った写真が撮れるはず!
最後に撮るのはこの写真
さて、前編・中編・そしてこの後編と、墨田区やトリフォニーホール周辺のフォトスポットをご紹介して来ました。
演奏会へ行く前に少しだけ足を止めて、素敵な写真を撮って頂けたら嬉しいです。
そして、演奏会を聴いたあと、是非最後に撮って欲しいのはカーテンコールの写真です。
多くのオーケストラの演奏会では、開演前の舞台や演奏中の写真撮影は禁止されています。ですが最近、一番最後のカーテンコールの時だけは撮影OKな演奏会が世界的に増えて来ました。
新日本フィルでも、全ての演奏会ではありませんが、カーテンコールは撮影OKという演奏会がたくさんあります。是非、自分だけの一枚を残してみてくださいね!
* * *
季節もあたたかくなり、花や緑が溢れる錦糸町も色鮮やかになって来ました。
錦糸町のフォトスポットを城 満太郎の撮影でお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
城の撮影テクニックやちょっとした工夫で、皆さんがスマホで撮る時もちょっといい写真が撮れたら嬉しいです。
誰でも気軽に写真が撮れるようになった今、演奏と一緒に、あなただけの素敵な写真も思い出に残りますように。
最後に城のレンズを通して見た錦糸町をご覧ください。
* * *
最後までお読みいただきありがとうございます! 「スキ」または「シェア」で応援いただけるととても嬉しいです! ※でもnote班にコーヒーを奢ってくれる方も大歓迎です!