見出し画像

服が土に還る

面白い企業がニュースに上がっていました。


原材料を和紙やコットン、シルクなど、全て天然繊維を採用しているということで、すべてが土に還り、それを肥料として野菜も提供できるということです。

最近の流れであるSDGsにも沿っていて、面白い商品コンセプトだと思います。


そしてもう一つ面白いと思ったのが、価格のほうです。

買い切り型と90日または180日ごとの更新タイプを選択でき、期限が来たときに更新するか返却するかを選択できる。また、1年経つと返却時にポイントがつくしくみだ。価格は、和紙のTシャツが90日で1万2670円(税込)。

価格としては高いと感じる部分がありますが、こういうコンセプトの商品は価格帯としては高めになることが多く、こんなものかなという印象もあります。


特に面白いと思ったのが、返却ができるというシステム。

通常の服も長期間着ていると、色が褪せたり、ヨレヨレになってきたりと買い替えようと思うタイミングがあります。

普通ならここで古い服は捨て、新しい服を購入するところだと思いますが、これを返却することで、新しい服が手に入れられたらどうでしょう?

多少の高い金額を払っていたとしてもいつも綺麗な服を着ていられることを考えると、もしかしたら高い買い物ではないかも知れません。


返却される企業にとって、返却された服がどこまでの価値になるのかは分かりませんが、今回の企業のように原材料としてある程度の価値をつけられるのあれば、月額性を取り入れ、顧客を固定化させることができる、新しいサブスクリプションの形になるのかも知れません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?