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HEROSHOW vol.8- 地域も会社も、私から。”そと”からでも関われる住みたい地域の作り方 -

こんにちは。NEWHERO事務局の堀内です。
毎回テーマに応じたゲストを招き、インタビューや参加者の皆さんとのワークや議論を交えながら開催しているHEROSHOW。

今回は、2021年6月16日(水)に開催した、第8回HEROSHOW「地域も会社も、私から。”そと”からでも関われる住みたい地域の作り方」のレポートをお届けします!


【ゲスト】
加藤遼さん
パソナJOB HUB ソーシャルイノベーション部長
企業のWX/SX支援、地域企業と複業人材のコミュニティマッチング、地域と企業の協働/共創型ワーケーションのプロデュースなどに取り組む。

納翔一郎さん
富田林市産業まちづくり部商工観光課  副主任
公務員コミュニティや地域コミュニティに多数参画・運営などの活動を行なっている。

地方公務員として”なか”から関わる納さんと、”そと”から関わる加藤さんに、『住みたい地域の作り方』についてお話しいただきました。

魅力的な地域の共通点

vol8グラレコ1

ーいろんな地域を見てきて魅力的な地域に共通点ってありますか?

加藤さん「やっぱり面白い人がいることですかね。」
納さん 「まちという言葉を調べると『人の集合体』とでてくるサイトもあるぐらいなので、魅力的なまちというと、やっぱり人ですね。」

ーお二人とも「人」ということですが、その地域が魅力的でないと人も集まらず、集合体にもなれないのではないかと思います。魅力を高めるためにも、地域の中に入ってコミュニティを広げていくときに意識していることはありますか?

納さん「地域の人だけのご近所づきあいとかでも、必ずコミュニティがあります。そこを掘り下げて面白い人を見つけて、見つけたら次に繋げるよう意識しています。”なか”の人でも”そと”の人でも、面白い人と面白い人とを繋げることを意識しています。」

加藤さん「一言で言ったら『縁』を大切にしていますね。最初は『仕事縁』でしたが『趣味縁』や『価値観縁』など、さまざまな『縁』で人と人が繋がっていくんだということをいつも感じています。」


ー地域における「魅力的な人」とは、どのように定義できますか?

納さん「想いが強い人だと思っています。熱量がある人ですね。」

加藤さん「自分にないものを持っている人ですね。これは自分にはできないなということをやっている人は魅力的に感じますし、深くコミュニケーションをとるとそれが見えてくることもあります。」

魅力的な人がいるからこそ、魅力的な地域になり人が集まってくる。住みたい地域をつくるために、お二人とも積極的にコミュニティに関わられている印象を受けました。

無理なく自然に幸せに

熱量のある人が魅力的だという話から、「熱量を保ち続けるにはどうしたらよいか」という話題に。

ー熱量を継続させていくことは、全国のさまざまな地域や組織でも課題だと思うのですが、熱量を保ち続けたり周りの人を巻き込んだりするために、どのような工夫をされていますか?


加藤さん 「『無理なく自然に幸せに』ですかね。熱量を高くと意識したことはなくて、無理なく自然に、幸せにしてると続くかなと思います。」

納さん「加藤さんがおっしゃる通り、無理はしないというのは大前提で思っています。
これまで、熱い想いを持っている人がリーダー役になったとき、その人が暴走してしまって崩れていくケースを見てきています。そうならないために、『熱量のある人は、どんどん自己開示してください』と伝えています。ビジョンを共有してくれると方向性が見えてついてきてくれる人たちが増えてくるので。」

ー「自己開示してください」の一言で自己開示をするというのは難しくないですか?

納さん「お酒の力はすごいですよ(笑)」

プロジェクトを進めていくうえでのコツ

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参加者のコメントから、「プロジェクトを進めていく時に周りを巻き込むコツはありますか?」という話題になりました。

ー「そとから援護する立場」と「なかから引っ張っていく立場」があるかと思うのですが、お二人はどちらの立場で関わられることが多いですか?

加藤さん 「巻き込まれることがすごく多いですね。頼まれたら嬉しくて断らないので(笑)縁が縁を呼び、川の流れにのっている感じですね。」

納さん「地域の方では『巻き込まれる側』で、仕事では『巻き込む側』ですね。公務員の先輩方が『頼まれごとは、試されごと』と言っていて、巻き込まれるということは、自分が成長できるチャンスかなと思っています。仕事の場合一人で物事を起こしていくのは大変なので、加藤さんのように『いいじゃん!』と言ってくれる方を仲間にした後、影響力のある市長や副市長に話を挙げていきます。その際に、相手によって資料からプレゼンの仕方まで変えることを意識しています。」

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「やりたいこと」を「いいじゃん!」と言ってくれる加藤さんの安心感と、相手によって資料の作り方から話し方まで変えることを意識している納さんの計画力が、住みたい地域を産む魅力的な人が集まるまちを作っていらっしゃるのだなと感じました。
お二人のお話は、『地域づくり』にとどまらず、コミュニティづくりにも活かせる学びのある内容でした。

今回出演された、加藤遼さん・納翔一郎さん、そしてご参加いただいた皆様。
貴重なお時間をありがとうございました!

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ゲスト:加藤遼(パソナJOB HUB ソーシャルイノベーション部長)
納翔一郎
(富田林市産業まちづくり部商工観光課  副主任 )
インタビュアー:加藤朝彦合同会社まるめがね/クリエーティブディレクター)
グラフィック:山岸 智也(グラフィックレコーダー)、藤田 絵梨(NEWHERO事務局)
文:堀内香(NEWHERO事務局)

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