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【見納め!?】阪神鳴尾浜球場で初試合観戦

今日は東京六大学リーグ加盟の法政大学が関西に来ると言う事で阪神鳴尾浜球場まで行ってきました。
2025年以降は阪神のファーム本拠地を尼崎に移転する予定なので、2024年は阪神二軍が最後の試合する年となるかもしれません。また、今後の計画も未定で鳴尾浜で野球が見れるのもわずかになる可能性があります。
久々に3000字を超す長い記事になりましたが、お付き合いください。

甲子園(高校野球全国大会)開幕の裏でー行き道

梅田駅

梅田駅では法政大学のイメージカラー、紺色とオレンジの案内表示でお出迎え!
青基調の青胴車と言われる車両が各駅停車で運行され、赤基調(現在はオレンジ)の赤胴車が急行以上の列車で運行され、それを区別するためにこの色分けになっているものと思われます。
現在の赤胴車は阪神の最大のライバル読売カラーに近いことから非難の声があがることが多いですが、青とオレンジ合わせて法政カラーということで手をうちましょう。

甲子園
100周年オブジェ
素戔嗚神社

この日は高校野球開幕日ということで甲子園球場は賑わってましたが、今日はグッズ見て、神社参拝して、鳴尾浜球場に向かいます。開会式では昨年優勝校も参加するため、早慶両校が居合わせたとか。
高校野球は近々観戦予定ですが、やはり六大学が好きかも!?

道中 グッズショップ

甲子園球場の南側にはオフィシャルとは別のタイガースをはじめとする野球関連応援グッズを取扱う店が結構あるのが特徴。他のプロ球場周辺だとあまり見かけないかも。

もうすぐ鳴尾浜球場

ここだけ切り取ると阪神間とは思えない長閑な風景に見えたので思わず一枚。

鳴尾浜球場

フェンスで囲まれてるのが阪神鳴尾浜球場。甲子園球場に比べるとかなりこじんまりとしてます。
ここまで甲子園駅から歩いて一時間もかからないくらいの時間で来ましたが、オフィシャルだと甲子園駅からバスで来るよう案内されます。

球場の様子、試合経過など

試合開始前
試合開始前
1塁側の様子
スコアボード

球場の様子

恐らく、100人くらいは入っているのではないかと思います。鳴尾浜は収容人数が少ないので入場できないことも危惧しましたが、あっさり入れました。
完全アウェイかなと思いましたが、関係者やファン、阪神ファンも意外と法政大学応援している人も多かった印象です。

野球好きおじさんはもちろん来てましたが、女性のカメコが結構来ていました。
それぞれそれなりのカメラを持ってアイドルを追いかけるような感覚で野球を観戦するスタイルで、一軍の試合や学生野球(禁止の場合もある)ではあまり見かけない光景でした。法政の選手を撮影してた人もいました。
一軍でも一時活躍してた小野寺選手のときは黄色い歓声も響いてました。ただ一軍と違い、必死に声出して応援するのではなく、野球を観るのを楽しむスタイルです。あくまでも育成の場という雰囲気があります。治安もそこまで悪くありません。ファンと選手の距離感は非常に近いですが、私が座ったベンチ裏の席だと、施設に隠れてライトのホームランポール付近が死角になってました。

試合開始

試合経過

試合結果 なぜか法政の旗がおろされている。

試合前の声出しとかは阪神の方がおしてました。法政は落球!?とかあって試合開始前は少し心配でした。法政大学側はいくつかのグループに分かれて活動しているようですが、恐らくリーグ戦でも主力になる見込みの選手が来てるものと思われます。
先日の早稲田大学と巨人ファームとのオープン戦で早稲田大学の小宮山監督が「野球でメシを食うのがどういうことかっていう理解はできたんじゃないか」(日刊スポーツより)という発言をしていました。阪神の練習中には「帰る!」「本業やろ」みたいないかにも二軍らしい、平凡なサラリーマンのようなかけ合いがありましたが、彼らは生活かかっているので気迫が違う感じはしました。
しかし、いざ蓋をあけてみると、法政大学が先制点。一時は5-1まで引き離しました。投手陣がなかなか三振取れない!?、ボール先行、阪神が出塁してランナーを出すなど阪神に流れがあるように見えましたが、法政打線がつながったようです。
見間違いでなければ、満塁時かランナー複数人いる時に阪神がゲッツーに抑え込まれる場面もあり、プロ野球かどうか見紛うときもあり、法政に流れはありました。

ホセベタンセス投手登板

ただ8回のホセベタンセス投手は150キロ越えの投球で法政打線を圧倒。確か、三者凡退で抑えました。育成枠で入ったとのことですが、やはり一軍ではないのは素人目の私にはわからない何か理由があるのでしょう。
その裏に阪神が逆点5-6となりました。
しかし、9回表、投手の暴投で法政大学が一点を返し、9回裏は無失点で抑え、法政6-6阪神、規定により引き分けで試合終了しました。
法政大学、プロ二軍には通用する力はあるようです。プロ入り期待の選手もいるようなので、秋リーグが楽しみですね。
しかし、阪神さん、もう少しプロの力見せつけて欲しかったですね。

試合後

ファン達がサインを求めて出待ちをしていたので少し様子を伺っていました。試合後は各チーム、球場内で練習を行っていたようです。
浜風が心地よかったとはいえ、炎天下9回終わっても練習をするのは意外でした。オープン戦、公開の練習試合みたいなものなので、そういうものなのでしょうか?

試合後練習を見て高校野球の暑さ対策に思うこと

試合後に撮った球場外。中では練習していて、閉門のアナウンスはあったが、中も開放されていた

ここからは私が思ったことになりますが、この時期になると熱中症防止の観点から夏の甲子園の中止、試合時間変更、7回制にする、さらには甲子園ドーム化や京セラドーム開催の議論が巻き起こります。
私は当初はドーム開催賛成の立場でしたが、徐々にこの意見に疑問を持ちました。そして、この光景を見て、ほぼ確信に近いものを得ました。
夏の高校野球は熱中症対策は必要だが、基本現状でいいと。

野球選手の多くは日焼けしています。そして、この炎天下に耐えれるように適応するように、日々練習をしているのです。
そして、それ相応の適応力や体力があるのです。確かに一般人観客や高校野球の序盤、小中学生のスポーツの場面、場合によっては空調の効いた部屋ですら熱中症になり最悪死亡のリスクは否定できません。
ただ、人により体力には個人差があります。野球で勝ち進むくらいの力がある人は恐らく多くの場合、暑さにも耐えれる体力があるのでしょう。そして、人の体もある程度は進化していく。リスクにばかり怯えていたら突き詰めると何もできなくなります。
したがって、我々一般人と同列に語り議論するのはナンセンスだと思います。特に球児が求めるなら尚更です。
また、冬季開催は野球については怪我のリスクがあるらしいのでナンセンスでしょう。
神宮球場は新球場のデザインや外苑再開発計画には賛否あるようですが、土地の問題で新球場一択だそうです。また、野球の聖地とはいえ、全国的には甲子園の知名度が高く、ブランドイメージがついてます。さらに京都や奈良を筆頭に関西エリアは歴史的なものを大事にする傾向があります。
また、甲子園は改造の余地がまだありました。それゆえに現状の球場は使われています。これは名誉なことです。
しかし、思い切って阪神パーク跡地にドームベースの新球場を作れば賛否は分かれても、現在のような論争にはならなかったかもしれません。

帰路

鳴尾浜臨海野球場

鳴尾浜臨海野球場でもどこかのチームが練習してました。こちらはライトがついてるので、恐らくナイター対応です。規模もほとんど阪神鳴尾浜と変わらず、ファーム選手がここで練習することもあるようですが、ここでナイター試合とかしてもいいと思いました。

武庫川団地前駅

武庫川団地前駅へは鳴尾浜球場からは歩いて15分くらいでいけます。公式では先述のとおり甲子園から阪神バスですが、運賃的には少し安くなります。阪神電鉄の静かな商魂を感じます。

武庫川線車内
武庫川線のタイガース仕様の車両

この車両が本線でも走ってれば阪神ファンも文句なし!?

武庫川駅

最後は赤胴車と青胴車の法政カラーの並びで締めます!
法政大学の活躍を祈ります。
今回はここまでです。ありがとうございました。

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