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ライターは文字起こしを自分でやるのがオススメの理由

前記事では、ライターデビューをしたばかりの頃の文字起こしにまつわる失敗談を書きました。

書いてみて思ったけど、本当にひどい仕事っぷりで、自分のことながら唖然としてしまった。ご迷惑をおかけしたAサンには、今となっては心から感謝しかありません。こんなひどい仕事ぶりですからその後はもちろんご依頼はありませんが、仮にもしAさんからもし今お仕事のご依頼があったら、どんな価格でどんな納期でも、なんでもやらせていただきたい、です。

ということで、今日は失敗談にもなった「文字起こし」についてのお話です。

「文字起こし」とは、取材音源を活字にする作業のこと

ライターとして活動を始めると、取材記事を担当する場面もあるはずです。ライターとして取材に行かせていただくときには、取材先に断りを入れて、取材の様子を録音させてもらうこともあります。記事の執筆に役立てるためです。

取材後にすぐ記事にできればいいのですが、執筆するまでに時間を置いたり長い時間の取材だったり、長い記事を書いたりときなどには必須です。
忘れちゃうし聞き逃しがある可能性もあるので。

書籍ライティングの取材の場合には、依頼してくださる出版社のほうで文字起こししたスクリプトを用意してくださるところもあります。

録音機材は、ICレコーダーやスマホアプリを使います。

文字起こし①AIに託す

文字起こしは、いまはAIを使えば、ある程度のものは時間をかけずに出来上がってきます。もちろん正確ではないので見直しは必要ですが。最近ではだいぶ精度も上がってきています。
短い音源などで利用するのは便利ですね。もちろん長いのでもいけますが、使い方によるかな。

文字起こし②専門家に託す

また、文字起こしを請け負ってくれる専門家や業者もいるので、私も時と場合によって専門家にお願いして力をお借りしています。

文字起こしの専門家は、読みやすいようにケバトリといって、取材中の会話の中で「あー」「えー」「えーと」「うーん」などといった言葉をとってくれて、整頓してくれて、読みやすい文章にしてくれますので、非常にありがたく頼もしい存在です。

こちらの仕事がしやすいように配慮してくれる専門家とのパートナーシップは本当にありがたいです。依頼する専門家によって精度や配慮も違いますので要注意。仕上がりの期日や費用の確認は大事です。

注意点としては、大事な取材の音源なので、依頼する際には、契約時に守秘義務を結ぶようにしています。

文字起こし③自分でやる

私的には、自分で文字起こしをするのがやっぱりオススメです。理由は、取材の時の雰囲気やニュアンスを再度確認できるからです。話し言葉の間合いや声色で取材先の言いたいことや伝えたいことが伝わってきます。自分で文字起こしすれば、それを再度確認できるのです。文章に表現するときに、言葉のイメージが湧いてくるんですよね。

文字起こしにかかる時間ですが、自分で文字起こしをする場合には、私の場合、音源の時間数に6倍をかけた時間だけはかかるとみています。例えば、2時間の音源なら、12時間はかかる計算です。すごいかかるでしょう??

でもこれだけの時間をかけてでも自分で文字起こしをやる意味は十分にあります。特に、ライターデビューして間もない頃は、それほど仕事はありませんし、一つの仕事に集中できます。それにいい原稿を書き上げるのに、原稿のイメージが自然と湧くので、断然に自分でやったほうがいいです。

それにこんなこともあるんです↓

「文字起こし」を自分でやる目的は、いい原稿を書くため。時間がかかっても自分でやってみることがとても大事だと思っています。

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