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うつになってしまったときに、立ち直るためのステップ(心構え編)

こんにちは。いろさいです。

前に、うつになってしまったときに、立ち直る方法として、うつになりたての超初期時段階の対策について書きました。

今回は、うつ状態の時の心構えを書きます。念の為言っておきますが、これは私がうつになったときに効果のあったやり方です。各々、状況が違うと思いますので心地よい方法を選んで実行すれば良いと思います。

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(1)思考を手放す

うつというのは、「思考が大暴れすることで起こる脳の強制ストップ」であると、私は捉えています。常に思考し、頭で何かを考えしまう。そのことで心の声を全く聴かなかった故に脳の声が優先された結果、大暴れしているのです。「頭の声が自分を責める」ような状態は、完全に暴走状態です。暴走しているのであれば止めなくてはいけません。

私達は長い間、偏った視点の教育を受けた結果、「考えるのは良いこと」という刷り込みが根底にあります。「考えるのは良いこと」という強い認識があるから、なかなか意識して思考を手放すことができないようになっています。また教育の結果、私達は脳を過去の記憶を溜め込む機能としてしか使えていません。過去の自分が自分を縛り続ける結果、あなたはうつになったのです。なので過去にアクセスするだけの脳で思考を続けるのは、あなたを永遠にうつから縛り続けることになります。

ずっと思考ばかりしてきた人は、思考を手放すことに対してとても恐怖を抱くかと思います。この恐怖=依存である、ということを理解してください。思考に依存していたから、手放すのが怖いのです。依存は自分軸で生きていないことの現れです。

(2)心の声を聞く

思考を手放したのなら、今度は自分は何を軸にして生きたら良いのか?それは今までずっと無視し続けてきた「心の声」を聞くように、意識を心に向けてください。「私は今何がしたいのか?」を常に心に問いて、それを実行してあげてください。

心の声を取り戻す方法は、過去に書いていますので、こちらも参考にしてみてください。

(3)許可をする(許す)

心の声を聞くことに対し、自分で許可をしてください。また、すべてにおける自分のことを許可してください。「私は休んでいい」「私は食べたいものを食べていい」「私は怒っていい」「私は泣いていい」「私は自分をこんな状態にした会社を憎んでいることを許可する」「誰も私のことを理解してくれない家族に腹が立っている、と思うことを許可する」など、何でも心の思うがまま、そういったことを思う自分を許可し、その状態である自分を許してあげてください。「許可する」「許す」と思えばいいです。本心で思えなくても、思うという行動(アウトプット)が大事です。また口に出して言うのも効果的です。

うつになってしまったのは、「こうあるべき」という思考でがんじがらめになってしまったからゆえに起きている状態です。その根底には自己否定、自分の無力感、自分への無価値感があります。「自分はだめな存在だ」というのがあるから、だから自分は「こうしなくてはいけない」「こうあるべき」という思考へつながっていくのです。

本来ならば、こういった自己否定の概念を変えていく必要があるのですが、うつのときは急激な内的変化ができなかったりします。また、無理な変化は逆効果になることも多いのです。なのでまずは、今の状態を「すべてよし」として許可をすることを定着させていきましょう。これが後の自分の自信と理解に繋がります。

(4)少しずつ自分を変えていこう、という意識を持つ

うつになってしまったということは、「今の自分を何か変える必要がある」というメッセージです。何かを変える必要があるのだ、という意識を持っておいてください。「何を変えたら良いのだろう?」といった思考はいりません。「何かを変える必要があるのだな」と理解するだけでいいです。自分が変化するには、「自分は変化していくぞ」という心の準備が必要となります。「これから自分は変わっていく必要がある、変わっていくぞ」という変化の萌芽を内側に作りましょう。

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うつから立ち直るというのは、結局は「自分の内側が変化する」ということなのです。そのために心構えが必要となるのです。


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