見出し画像

2019年版今年買ってよかったもの⑤『センキョ割@参院選』

ここ数年、「今年買ってよかったもの」をまとめているのですが、今年はこのnoteでまとめてみましょう。「買ってよかったもの」というのは大きく括って「お金を使ってよかったもの」と理解してくださいませ。
毎年いくつかあるんです。記事を分けてご紹介します。

「センキョ割@葛飾」という活動

サラリーマンなんだけど、なんか地元葛飾に貢献できないかな?で始まった「センキョ割@葛飾」。第1回目のセンキョ割イベントは2017年の葛飾区議区長選挙。いろいろ模索しながらも70店舗を集め、約2,000枚の投票済証が使用され(推測)。区議選の投票率も前回を上回った。

画像1

そもそもセンキョ割イベントをご存知だろうか?投票に行くともらえる「投票済証」を参加店舗に提示すると特典や割引が受けられるイベントだ。詳しくはこちらを御覧いただきたい。最近あちこちのセンキョで実施するボランティアが増えている。目指しているのは【投票率アップ】と【街の賑わいアップ】だ。

センキョ割@参院選への準備

投票日は決まっている
2017年に第1回目を終えて、いろんな反省点があった。サラリーマンのボランティアなんだからできることなんて限られている。だけど任期満了にともなう予定選挙はかなり前に投票日が決まっている。それまでにできることはやるべきだ。次回選挙は2019年7月の参議院議員選挙だ。

作戦会議
そんな思いから2018年春から毎月「作戦会議」と称してミーティングを行ってきた。毎月区内あちこちにある地区センター(公民館みたいなもの)の部屋を借りて、今できることを探してきた。そのツールとなったのが「センキョ割曼荼羅」だ。

大谷翔平の曼荼羅

画像2

曼荼羅チャートをご存知だろうか。

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手。彼が高校時代に作った「目標達成シート」が、一時話題になったのをご存知の方も多いでしょう。
この目標達成シートは、「ドラ18球団」(8球団からドラフト1位指名)という大目標を中心として、放射状に広がる多数の四角形のマスの中に、「スピード160km/h」や「変化球」といった小目標が細かく書かれたものです。大谷選手はこうした目標をクリアし、念願のメジャーリーグ入りを果たしましたが、夢の実現にこのシートが役立ったそうです。
その目標達成シートの原型となったのは、経営コンサルタントの松村寧雄氏が開発した「マンダラチャート」と呼ばれるもの。当初は主に経営者層に活用されていましたが、今では年齢を問わず多くの層に広がっています。
出典:目標達成や問題解決の最強ツール。大谷翔平も活用した、マンダラチャートの作り方

これを読んだ時、「これだ!」と思ってすぐ実践。2019年の参院選での最終目標を「150店舗の参加、10000枚の投票済証発行」に置いた。

毎月、このマスをひとつづつ具体化する方法を考えていった。結果的にはどれもたいして進まなかったのだけど、センキョ割@葛飾の持つ課題が明確になったことは良かった。

センキョ割@参院選結果と反省

2019年7月参院選が実施され、これに合わせたセンキョ割イベントも実施した。結果的には124店舗が参加し、推定7000枚の投票済証が発行された。

葛飾区の参院選投票率は、全国の平均投票率をかろうじて上回った。

参加店舗は150に届かなかったが前回から大きく増えた。店舗がセンキョ割イベントに参加する大きな目的は「集客」にあることは理解しているが、反面「投票率アップへの貢献」が大きく薄れた。「参加したのにお客が来ない」という不満が以前より増えた。私個人がセンキョ割を始めたときの「最終的には投票率アップ」という目標とのズレが次回の課題として残った。店舗が増えることは大切だが、センキョ割のコンセプトを広めることも大切だった。

投票済証が何枚発行されたかは選挙管理委員会でも把握していない。そのため毎度、私の方で得た感触から「これぐらい発行されただろう」と推測している。サラリーマンボランティアとして区内をくまなく回り、センキョ割への協力を直接仰ぐことはかなり難しい。できることしかできない。センキョ割の周知は自然とネットに頼っている。Facebook、Twitter、Instagramさまざまな方法で「センキョ割やるよ~投票済証もらって~そして使って~」と訴えてきた。やりすぎて「うざい」とまで言われた。しかしやはり区民40万人のうち使ったのは1万人もいない。ネットの力は大きいがリアルのパワーには及ばない。地元FM局で宣伝してみたり(トップ画像)、読売朝日毎日の東京版で記事にしてみたり、それなりの格闘はした・町内会、商店街、区役所などは、まだまだなにをやっているのかわからない「センキョ割」への協力に懐疑的だ。周知の方法も次回への課題となった。

やってよかった

このイベントを作るにあたって労力だけでなく、ある程度の出費をしている。最初におことわりしたように、その意味で「買ってよかったもの=お金を出してよかったもの」とまとめている。

センキョ割イベントを2回おこなった。認知度はまだまだだが継続が大事だ。あと3回、全5回は続けてみようと思っている。「葛飾の選挙っていつも投票率高いよね」と言われてみたい。そんな未来を想像している。


この記事が参加している募集