（750文字レビュー）すべては楽しい！のために。ストリートダンスの可能性を広げた PLEAzENTS！【PR】

「1時間45分のストリートダンスのステージ」と聞いて、どんな構成を想像するだろうか？

今回見たのは、ストリートダンスの中のジャンルのひとつでもあるロックダンスを武器とする、神戸発のロックダンス・エンターテイメント集団「PLEAzENTS」のステージ。
イベントオーガナイズやハーフタイムショーの振付・演出など、豊富な経験値を持つ彼らは、1時間45分という時間を一瞬たりとも飽きさせず、ストリートダンスを主軸に置いたショーを楽しませ続けてくれた。

ダンスバトルやコンテストで優秀な成績を残しているメンバーだからこそ、言うまでもなくダンスを魅せるパートは、圧巻。会場からは自然と拍手がわきあがる。
その高いクオリティのダンスを、様々な小道具を使い、様々なキャラクターに扮し、様々なシチュエーションでのダンスで展開していく。特にお気に入りだったのは「赤ちゃんのお昼寝」。笑った。バカバカしいったらありゃしない。

「ダンスだけで見せる」ことにとらわれないところも、PLEAzENTSの魅力だ。スタイリッシュな映像をふんだんに織り交ぜ、なんども客席とステージ上でコミュニケーションをとり続け、観客参加型のダンスもあり、なんならじゃんけん大会だってやっちゃう。
これを取り入れたら楽しいんじゃないか？　ということをすべて盛り込み、しかし緩急をしっかりとつけ、至高のエンターテインメントショーに仕立て上げていた。

楽しいショーを見たなぁという満足感とともに、ロックダンスってかっこいいなと思えたのもよかった。（世界が広がったような気がした）

PLEAzENTSの今回の舞台は、凝った編集の、とても見やすいアーカイブ配信がある。3000円の配信チケットは、（手数料はかかるが）最大30日間まで見ることができる。たいへんにオススメである。

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