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初タカラヅカは『ロミジュリ』で♡

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです。
春らしくうららかな陽気ですが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

さて、おちらしさんWEBにてミュージカル映画、エジプト展、美術展などの記事をちょこちょこ書いておりました私ですが、これまで秘密にしていた一番の趣味があるのです。

実は大の宝塚ファン、いわゆるヅカオタでございます!

元はといえば高校生の時に観た宝塚がきっかけで観劇にハマり、舞台の“ぶ”の字も知らなかったはずが、絵に描いたような観劇ファンになりました。つまりは今これを書いているのも、おちらしさんのスタッフとして働いているのも、すべての始まりは宝塚なのです!!

タカラヅカといえば、「一度は○○してみたい」ランキングで上位に食い込むエンタメのひとつ。しかしいざ観るとしても、どのタイミングで、どの作品を選べばいいの!?とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にこそおすすめしたい作品が、シェイクスピアが生み出した不朽の名作『ロミオとジュリエット』です。

今回は宝塚版『ロミオとジュリエット』の魅力について、3つのポイントに絞ってご紹介していきたいと思います!

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【魅力その1】すべての因果は愛と死によって導かれる

数々の演出・脚色で生み出されている『ロミオとジュリエット』。宝塚版は、ジェラール・プレスギュルヴィック作のフレンチミュージカルを元にしています。特筆すべきは「愛」と「死」それぞれの概念が役として存在している点です。ロミオとジュリエットが出会い、死にゆく運命は、彼らによって操られるように導かれていきますが、その実体は私たち観客にしか見えることはありません。特に2人が運命の出会いを果たす舞踏会の場面では、愛の動きとの連動がとても美しく、舞台全体を引きで観ることをオススメします!


【魅力その2】ミュージカルならではのドラマティックな高揚感

ミュージカルにしか生み出せないお芝居の面白さ。その答えはメロディーの繰り返しにあるのではないでしょうか?『ロミオとジュリエット』でも美しいミュージカルナンバーが次々と登場しますが、それらは何らかのモチーフと結びつき、暗示的に繰り返し演奏されます。たとえば一幕でロミオが歌う「僕は怖い」。これからの自分の命運に怯えるような歌詞で歌われるこの曲は、二幕にはリプライズとして生まれ変わり、すぐそこまで来てしまった死の恐怖について叫ぶ歌詞に変化します。同じメロディーが次に出てきたときには何かを思い出すカギになっている。このモチーフ使いは「ヴェローナ」、「エメ」など他のナンバーでも惜しみなく出てきます。何度観ても新しい発見があるのでぜひ体感してみてください!


【魅力その3】悲恋だって吹き飛ばすフィナーレ!

宝塚の『ロミオとジュリエット』では、お芝居本編の終わりにショーナンバーが用意されています。簡単に言うとディズニーシーのビッグバンドビートのようなイメージです。ですから、ロミオとジュリエットが亡くなった霊廟での最後のシーンでどんなに悲しくなろうが大丈夫。なぜなら次に幕が開いたときには、キラキラゴージャスな男役と娘役が踊る“ザ・宝塚”な世界に一変しているから!劇中はどーんと大きなジュリエットの乳母も、先ほどご説明した愛も死も、全員まとめて輝かしいドレスやスーツに身を包んで登場します。そしてお馴染みの大階段も、背中に大きな羽を背負ったトップスターも出てきます!つまりは悲恋だろうと後味はとっても幸せであたたか(笑)ラブストーリーはハッピーエンドじゃないとダメという方でも、安心してお楽しみいただけますよ。


以上、宝塚版『ロミオとジュリエット』で味わえる魅力を3点ご紹介いたしました。『ロミオとジュリエット』は東京宝塚劇場にて、本日初日を迎えられます。劇場で観るもよし、映画館でライブビューイングを観るもよし、そしておうちでライブ配信を観るもよし!ご興味のある方は、お好きな方法でぜひ楽しんでみてください!


宝塚歌劇団 星組公演
三井住友VISAカード ミュージカル『ロミオとジュリエット』

期間:2021年4月16日(金) - 5月23日(日)
場所:東京宝塚劇場

映画館でのライブビューイング/Rakuten TV・U-NEXTでのライブ配信
5月23日(日)13:30公演[千秋楽]


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