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山梨県立美術館の魅力を伝えたい!

こんにちは、スタッフの望月です。

実家から毎年恒例の新米が届きました。
炊き立てのつやつやふっくらな新米を、
はふはふと口に運ぶ時間が最近の幸せです。


今回は、山梨県出身の私が幼い頃から
何度もお世話になってきた美術館、
山梨県立美術館 〉について書かせていただきます。


山梨県立美術館は、山梨県甲府市にある
芸術の森公園」の一角に建てられています。

この芸術の森公園もとっても魅力的。
所々に展示されている彫刻と豊かで美しい植物たちは、四季折々に違う表情を見せてくれます。美術館での鑑賞の合間に、自然とアートの融合に触れることのできる場所です。

同じ敷地内には山梨県立文学館もあり、アートだけでなく、文学の歴史を学ぶことのできる山梨の一押しスポットです。
いつか鑑賞レポートを書きたい・・・。


山梨県立美術館には、
19世紀の西洋画家 ジャン=フランソワ・ミレーの作品が
多く収蔵されています。

西洋画には年代や作風ごとに様々な流派が存在しますが、ミレーはその中でもバルビゾン派という流派に属します。フランスのバルビゾン村周辺に住む画家たちが生み出した自然を写実的に描く作風が特徴です。

山梨県立美術館ではミレーだけでなく、テオドール・ルソーやコローなど、バルビゾン派の画家たちの作品が数多く所蔵されており、作者ごとの自然の描き方の違いも楽しめます。

ミレーの作品には自然を描いた作品も多くありますが、
それともう一つ、農民が多く描かれています。

『種をまく人』『落穂拾い』『晩鐘』など、バルビゾン村で農民と向き合い生み出された作品は、
ミレーの農民の対する敬意が感じられます。

穏やかでありながら存在感のあるミレーの作品の数々。

空いている時間帯に、ひとつひとつの作品を
じっくりと、静かに眺めるのがおすすめです。


おちらしさん美術10月号にもチラシが入っていた
山梨県立美術館の特別展『新版画』
10月24日(日)まで開催しています。

近代の版画家たちが、江戸時代の浮世絵版画を復活させるため生み出した「新版画」作品たちと出会うことが出来ます。

インパクトのある色使いが息をのむほど美しく、どこか現代的な版画作品。とっても気になります。

芸術の秋、ぜひ「山梨県立美術館」に
訪れてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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