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《 若手劇団の祭典 》、始まる。|王子小劇場ってどんな場所?|■佐藤佐吉演劇祭■ 特集!

こんにちは!
スタッフの望月です。

道ばたで、柔らかい色合いの草花を見つける度に、春の訪れを感じる今日この頃。
3月に入り、心も体も冬眠から目覚めたように、いろんなものを観たくて、聴きたくて、知りたくて、お出かけの予定をたくさん入れております。

そんなわたしがここ最近で、とくに、楽しみにしているのが、こちらの催しです。

3月16日より王子小劇場にて開催!!
《 佐藤佐吉演劇祭2022 》


若手劇団の祭典、「佐藤佐吉演劇祭」が2年ぶりに開催されます…!

勢いのよい「ワレワレのリターン!」の文字。そしてそれを囲む参加劇団の名前の数々。「俺らのこと、待ってただろ?」と言わんばかりの、クールでパワフルなチラシに、痺れました。待ってました。


・・・このワクワク感、
ひとりで感じているの、もったいない!

わたしがどれだけ佐吉祭が楽しみなのかを、
みなさんに伝えたい…!共有したい…!

ということで、誠に勝手ながら、本日から《佐藤佐吉演劇祭2022特集》として、佐吉祭についてお話していきたいと思います!
そして、「演劇を観たことがない」「小劇場のことをあまり知らない」という方にも、少しでも興味を持っていただけると嬉しいなあ、と思います。

◆若手劇団を積極的に支援!
「 王子小劇場 」

佐藤佐吉祭について書くにあたって欠かすことのできない、王子小劇場という劇場の存在。

1998年、王子で長らくやっていた電機会社の社長の「王子の町を盛り上げたい」という思いから誕生した王子小劇場。地域や若い世代に開けた劇場として、今でも多くの人に愛され続けています。

東京にはたくさんの劇場がありますが、その中でも「王子小劇場」とは、どんな場所なのか。魅力とは何か。少しだけ詳しく、お話しいたします。

王子小劇場の魅力① 
質の高い演劇が観られる!

王子小劇場の魅力と言ったらこれでしょ!というのが、「質の高い演劇を観ることが出来る」というところだと思います。

王子小劇場には固定の客席がありません。なので、客席や舞台上を自由に構成することが出来るのです!花道を取り入れた舞台であったり、床に座れる客席であったり、王子小劇場だからこそできる「自由度の高い会場作り」は、作品ごとの色をより楽しめます。
また、客席と舞台が近いので、照明、音響、舞台美術の臨場感があるというのも、コンパクトな会場ならではの魅力です。

また、王子小劇場で年間上演された全ての舞台作品を対象に、各部門ごとに表彰する佐藤佐吉賞があります!

前回の受賞作品はこちら↓

戯曲、演出、舞台美術…様々な角度から、優れた作品が選ばれます。
劇場スタッフ自身も、劇団の主宰さんがほとんどなので、その「演劇の眼識力」はずば抜けており、過去の受賞者からは、今注目されている演劇人もたくさん輩出されてるのです。
2023年1月に発表となる佐藤佐吉賞ことも考えながら、演劇祭を観てみるもの面白いかもしれません…!

王子小劇場の魅力② 
お得で充実した支援制度!

若手劇団を発掘していく劇場として、今や演劇界では欠かせない存在となった王子小劇場。その大きな理由として、劇場を利用しやすい制度や企画を行う「若手支援プロジェクト」という取り組みがあります。

キャリアの浅い劇団が安く劇場を利用することが出来るスタートダッシュ割や、18歳以下のチケット料金を1000円以下にするU18料金への取り組みなど、演劇を作る側としても、観る側としても、若い世代が劇場を利用しやすい環境を提供しています。

こういう取り組みをやっている劇場って、実はなかなか珍しいのです!

また、「 劇場支援会員 」という制度もあります。
会費は、本会員が30000円、ユース会員(18歳以下)が15000円。会員になることで、たくさんの嬉しい特典が付いてきます!

なかでも目を引いたのが、「王子小劇場演目の観覧権」という特典。なんと、王子小劇場で行われるすべての公演を各1回無料で観劇できてしまうんです!
ちなみに、小劇場演劇1公演あたりのチケット相場が、3000~5000円ほど。
そう考えると、30000円・15000円でいろんな舞台作品を観劇できるって、かなり、ものすごく、お得、、、。

2022年度の劇場支援会員も絶賛募集中のよう。
募集締め切りは、4月30日まで!
詳しい内容は、是非HPでチェックしてみてください!

質の高い演劇、ユース割、、など、魅力あふれる王子小劇場。老若男女問わず、是非いろんな方に足を運んでいただきたいです!^^


◆若手劇団の登竜門として知られる、
「 佐藤佐吉演劇祭 」


そんな王子小劇場が主催となり、3月16日から開幕される「佐藤佐吉演劇祭2022」

詳細がこちらです。

■開催期間
2022年3月16日(水)~4月24日(日)

■場所
・王子小劇場
・王子スタジオ
・北とぴあ カナリアホール、ペガサスホール

■参加劇団
劇団スポーツ、やみ・あがりシアター、
第27班、複合創作ユニットwakka、
劇団短距離男道ミサイル、かるがも団地、
コンプソンズ、南京豆NAMENAME、
route.©、劇団普通、中野坂上デーモンズ など…

■料金は公演団体ごと異なります。

今年で9回目となるこちらの演劇祭。
過去には、柿喰う客、ロロ、悪い芝居など、多くの人気劇団も輩出しており、まさに、若手劇団の登竜門的存在です。

そして、今年の「佐吉祭2022」が、とにかくアツい!!
今をときめく注目の若手劇団の数々に、「見本市」「三六闇市」「王子落語祭」の豪華な特別企画まで、最初から最後まで見逃せません。

また、先ほどもお話しましたが、今回の演劇祭でももちろん18歳以下の方は各公演を1000円以下で観ることが出来ます!これは観ないわけにはいかない。
土曜の昼公演では、予約制の託児サービスもあり、小さいお子様をお連れの方も、ゆっくりと観劇することが可能です!

どんな方でも充実した観劇体験ができるサービス、とっても嬉しいです。


そんなこんなで、王子小劇場・佐藤佐吉演劇祭の魅力をお伝えしてきたのですが、いかがだったでしょうか。
少しでも「王子小劇場で、演劇、観てみようかな。」と思って頂けたら、とっても嬉しいです。

次回の「佐藤佐吉演劇祭2022特集 その2!」では、演劇祭参加劇団について、ひとつひとつ、たっぷりご紹介させて頂きます!
今しばらく、お付き合いくださいませ。

そして最後に、取材にご協力を頂きました、王子小劇場のみなさま、劇場支援会員の宮崎さまには、厚くお礼申し上げます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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