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コロナ禍の海外旅行 ~マドリード編~

今回の旅行最後の土地であるマドリードは5/18~5/20に訪れました。

スペインの首都マドリードは、全世界に名を轟かせたハプスブルク朝の中心地として栄え、王家に関係する観光スポットが多いです。

マドリードの様子

  • 各国からの観光客で賑わっておりますが、日本人観光客はほとんどいませんでした。

  • 酷暑だったアンダルシアよりも北に位置するため、気温はそこまで高くはなかったです。

  • 日没の時間が遅いため、レストランは遅くまで空いていることが多いです。

  • 人気の観光地のため、スリには要注意です。

交通

マドリードへの行き方

コルドバからAVEを利用し、マドリードのプエルタ・デ・アトーチャ駅へ向かいました。朝の列車を予約していましたが、タクシーがなかなか捕まらず、乗り過ごしてしまいました。払い戻しもできず泣く泣く別の時間帯で当日券を購入しました。

市内の移動

移動は地下鉄とバスが中心です。今回は駅の券売機で、ディエス・ビアッヘス(10回分の回数券)を購入しました。このチケットは一枚で二人分シェアすることが可能で、一人が改札に入った後にもう一人に渡して使えばOKです。また市バスでも利用可能です。

なお市内から空港までのタクシー代は一律30€固定でした。

観光スポット

プラド美術館

世界三大美術館の一つで、3万点以上の絵画や彫刻を所蔵します。ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコ、ムリーリョといったスペインに所縁のある巨匠をはじめ、ティツィアーノ、ボッシュ、ルーベンスなどの作品も充実しています。

残念ながら写真撮影は禁止されています。撮ろうとした人は即座に係員に注意を受けていました。

訪れた5/18はとまたま国際博物館の日だったため、無料で入館できました。
ただ音声ガイドは有料です。日本語版もありますが、まともにすべてを聞こうとすると時間が足りないため興味がある絵画をピックアップして聞いたほうが良いです。今回は半日かけてじっくりと回りました。

画家ごとに部屋が分かれており、特にベラスケスの間がおすすめです。あの有名な「ラス・メニーナス」も展示されています。コンパクトかつ分かりやすい構成となっており、個人的にはルーブル美術館よりも好感を持てました。

入口はベラスケスの像があります
またウクライナカラーに装飾されていました
画家ごとに部屋が分かれているため、目当ての作品を見つけやすいです
記念に図録を購入しました
日本語版もあり、かなりのボリュームです

ソフィア王妃芸術センター

20世紀の現代アート作品を多数所蔵しており、ピカソ、ダリ、ミロといった巨匠の作品が集められています。

ここでも国際博物館の日の恩恵を受け、無料で入館できました。
時間がなかったため、今回はゲルニカのみ見てます。作品は定期的に移動されるようで、ゲルニカは205の部屋にありました。

ゲルニカに関するエピソードとして、昨年国連本部に飾られていた複製タペストリーが一時的に撤去されていましたが、今年2月に再貸与されることとなりました。今はウクライナ問題に対する反戦の象徴として再び注目されています。原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」を読んでから、作品を鑑賞したのでとても感慨深かったです。

なおプラド美術館同様ここでも写真撮影は禁止です。

病院を改装したモダンな建物でした

デスカルサス・レアレス修道院

カルロス5世の娘ふぁなの命により創立された修道院です。フレスコ画で飾られた華やかな大階段が魅力的です。ルーベンス、スルバラン、ブリューゲルなど多くの絵が飾られています。

館内は自由見学はできず、ツアーのみとなります。今回は事前予約せず、開館時間に訪問し、午前の会を購入しました。なおツアーはスペイン語のみ、写真撮影は禁止なので注意してください。

王宮

1738年にフェリペ5世の命により建てられたイタリア・フランス風の王宮です。今回は公式行事のため、目当ての日に見学ができず、外から眺めるのみでした。予約サイトはこちら

帰国直前にも立ち寄りましたが、大行列ができていました

アルムデナ大聖堂

王宮の向かいにそびえる聖堂です。100年以上の歳月をかけて建てられ、完成したのは1993年と比較的最近の話となります。天井の鮮やかなステンドグラスが印象的でした。入場は無料です。

王宮に負けない壮麗さを誇ります
内部は静かで厳かな雰囲気でした

マヨール広場

フェリペ3世の命により1619年に完成した広場です。かつては王家の儀式や闘牛、宗教裁判の焚刑などが行われていました。広場は賑わっており、マリオやルイージにコスプレしている人たちもいました。

広場の中央にはフェリペ3世の銅像があります

サン・イシドロ教会

聖フランシスコ・ザビエルを祀るスペイン初のイエズス教会として建てられましたが、18世紀後半にイエズス会が追放されると聖イシドロを祀る教会となりました。
無料で入場可能ですが、写真撮影は一切禁止です。今回は特別に祭壇の裏側に回り、聖イシドロの棺を見ることができました。

テアトロ・フラメンコ

2017年にオープンしたフラメンコ専用のシアターです。ドリンク付きで鑑賞できました。予約サイトはこちら

客席と舞台が近いため臨場感のあふれたショーが楽しめます

食事

Estado Puro

プラド通りの近くにあり、人通りも多いため気軽に入ることができます。店内はカジュアルで、かんざしを使った装飾が印象的でした。
帰り際にはサービスで生チョコの蒸留酒をサービスしてくれました。
お店のサイトはこちら

Azotea del Cilclo de Bellas Artes

芸術協会の建物にあるルーフトップのバーです。屋上への入場料が別途必要です。
今回は予約なしで行きましたが、満席のため立ち飲みのみと言われました。ただ屋上に行ったタイミングで席が空いたため、着席し料理もオーダーすることが出来ました。日没時が最も混む時間帯のため、ランチを狙うのもありかもしれないです。お店のサイトはこちら

開放的な雰囲気です
ここでもパエリアを食べました
マドリードの街が一望できます

La Gloria de Montera

ランチタイムに訪問しました。前菜、メイン、デザートのランチセットがおすすめです。14:00以降は急激に混み始めたので早めに行った方が良いと思います。お店のサイトはこちら

Chocolatería San Ginés

チュロスが名物のお店です。チュロス6本とチョコレートのセットがおすすめで、かなりのボリュームがあります。お店のサイトはこちら

カウンターからチュロスを焼いている様子を見ることができます
日本語のメニューも用意されていました

ホテル

ザ・ウェスティン・パレス マドリード

1912年創業のクラシックホテルで、多くの著名人も訪れたマドリードを代表するホテルです。プラド美術館の近くにあり、観光に便利な立地です。

「ラ・クーポラ・ホール」と呼ばれるステンドグラスが印象的

他の観光地はこちら。


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