お受験もデータで可視化して、苦手な単元を潰すことが合格には大切
お受験塾のペーパー、たまっちゃいますよね。
授業、宿題、夏季講習、冬期講習など。
複数の塾を掛け持ちすることはよくあることですし、絵画や行動観察など、科目別に塾をとるご家庭も多いと思います。
ペーパーを重視する小学校の場合、お受験塾のペーパーを、単元ごとに分解して、出来/不出来をまとめていくと、苦手単元を潰していくのにとても役立ちます。
また、この出来/不出来の可視化が、お子様の受験対策にとても効果を発揮しました。
単元の出来/不出来を可視化する
ペーパーの授業で出題される単元は、お話の記憶や季節、しりとり、常識、・・など、複数でてきますが、お子様の回答をみて、出来ていたら〇、やや不安な場合は△、全然出来ていないときは×と、三段階にわけて、毎回ExcelやGoogleスプレッドシートなどで、まとめていきます。
1回目授業
(問題1)お話の記憶 × 問題文を聞いていないから解けていない
(問題2)しりとり 〇 動物の名前を強化すると尚良し
(問題3)季節の行事 △ 春の行事はとくに強化必要
といった形で。
私たち夫婦は、共働きでお互いが忙しいため、Googleスプレッドシートで毎週更新し、遠隔で確認できるようにしていました。
不出来な単元をペーパーで補強する
不出来=苦手な単元が把握出来たら、その単元に関するペーパーを徹底的に強化します。
単元ごとに販売されている、こぐま会のペーパーが重宝しました。
解けるようになるまで、何度も何度もその単元を潰していくと、模試の結果が徐々に良くなりますし、夏を越えたあたりから、明確に効果が見えてきます。
教材を片っ端からやり切れる時間と体力があれば、全単元を網羅して勉強すればよいですが、なかなかそうはいかないご家庭は、苦手な単元を最優先で潰すと、後々楽かと思います。
塾に通いながら、なんとなくでペーパーをこなしているご家庭と、何が得意で何が苦手か把握しながらペーパーをしているご家庭では、差が出るのは明らかですよね。
不出来な単元の理由を元に対策を行う
出来/不出来に加えて、なぜ不出来なのかの理由も一緒にまとめておくのが大事なポイントです。
私たちの子は、出来てない問題の半分以上が「問題文を聞いていない」ということが、宿題をやるときや、参観型の授業の光景でわかってました。
“緑のクーピーで△”をつけて回答せよと、指示があったのに、ちゃんと聞いてなくて、“青のクーピーで〇”をつけて回答する。
ゆっくり問題文を聞いていれば答えられるものを、問題文を聞く時間に集中力を保てず、何を回答していいかわからず固まってしまうということが度々見られました。
そのため、ペーパーの時は、問題文を聞く“姿勢”を徹底的に伝えていきました。
手はお膝の上にのせる。
足は閉じる。
足の裏は床につける。
椅子と背中は、握りこぶし1個分あける。
背筋を伸ばす。
問題文を読み上げたら、頭の中で想像して理解をする。
これ、ペーパー以前のことですが、、、
ただ、これがペーパーの結果に跳ね返ってきているのも理解しているので、体に染みつくまで、しつこく伝え続けていくようにしました。
また、「問題文を聞いていない」以外では、「季節の行事」が苦手でした。
大きなわら半紙を買ってきて、そこに、春の行事や花、昆虫などのイラストをネットで落としてきて、一緒に貼ったり、休日にお出かけした写真(夏のキャンプ、スイカわり、カブトムシなど)を貼り、季節の単元を強化していきました。
年末年始の行事ごとは沢山あるので、一緒におせちをつくったり、かどまつを飾ったり、年賀状も書くようにしました。
タコあげ、こま回し、ふくわらい、ベーゴマ、けん玉など、今はなかなかやらない都会の子でも、お店に買いに行って、一つ一つ体験を増やし、「これは冬の行事だよ」などと、伝えていきます。
机の上で暗記をしまくるのも手ですが、体験で理解できるものは取り入れて苦手な単元を潰していくのも良いと思います。
お子様が、何が出来て、何が出来ないかの可視化。
そして、なぜ出来ないかの把握から、苦手単元を潰していくというのを、早いうちから行うことで、志望校への合格ができると思っています。
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皆様のお受験がうまくいきますように。
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