なんで、そんなこともわからないの!と、怒ってしまう親の対処法
子どもの成長は1年で大きく変わります。
でも、小学校受験を始めたころは、出来ないことに目が行きがちですね。
どう対処したらよいでしょうか。
できないばかりが目に付く
周りの子と比べて、全然出来ない。
幼児教室では、発言しない、〇の付け方が汚い、姿勢が悪い、ペーパーができない、サーキットができない…。
自宅でも、お話の記憶ができない、5分前にやったことが何故かできない、三角パズルができない…。
「できない」ばかりが目について、ストレスが大きくなっていきます。
「なんで、そんなこともわからないの!」と、つい感情的に怒りたくなります。
×をつけない
娘と息子、性格は全然異なりますが、×をつけられると、一気にやる気がなくなるところは同じでした。
なにくそ!と思うよりも、もうやだ!となりやすい。
幼児教室でも、×と書く先生がいて、そのたびに帰ると「もう行きたくない」と言うので、その幼児教室を辞めて、別の幼児教室に通うことをしたくらいです。
私たち夫婦で話し合い、「×をつけない」という考えで勉強を進めるようにしました。
〇の時は、大きな丸や花丸で全力で褒めて、間違っていた時は、「クーピーの色を変えて、この問題もう一回解いてみようか?」と促すようにしました。
「うん、やってみる!」と、嫌がらずにやってくれたので、この作戦が良かったと気づきました。
否定しないということが、子どもにとって大事ですね。
わからなければ何度でも具体物に戻る
私たち子どもの勉強方法の一番肝の部分は、この「具体物に戻る」でした。
ついつい、
わからない→わからないことについて怒る
とやりがちですが、
わからない→具体物に戻る
と思考を切り替え、すぐに具体物で理解してから進むようにしました。
すごろくの問題でわからなければ、実際にすごろくやさいころを持ってくる。
季節問題がわからなければ、季節の本をもってきたり、お出かけした写真を見せて、どの季節だったか再度理解を深める。
ペーパーは抽象的な問題で子どもの能力を測りますが、具体物を理解していないままペーパーをどれだけやっても身につかないですし、親としても効率が悪いです。
ペーパーの枚数を目標にしない
それに伴いですが、ペーパーの枚数を目標にしないことにしました。
周りのママ友は、「1日50枚のペーパーをしている」とか、幼児教室の先生は「1日最低30枚はこなしていきましょう」というので、「そっか、私たちも●●枚、毎日やらないと」と考えてました。
でも、枚数ばかり追いかけてしまうと、
ペーパーができない→枚数を達成するために無理にでもこなそうとして、焦って怒ったり、なんでそんな問題もできないの!と責めたくなります。
途中で、そのやり方は私たち子どもにはむいてないと思い、無理に枚数は追いかけないことにしました。
気分が乗っているときは沢山やりますがが、わからない問題があれば、ペーパーをとめて、1時間でも2時間でも具体物の理解に時間を割きます。
基礎が出来ていない中で、応用はできませんので、しつこく、何度も具体物に戻って学ぶことが、実は合格の近道だったりします。
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皆様のお受験がうまくいきますように。
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