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小学校受験とはパパにとって、いったいどういう意味があったのか

小学校受験を終え、パパにとって、どういう意味があったのかをまとめてみます。

ママ編はこちら ↓↓↓


Q:小学校受験って、パパにとってどういう意味があった?


A:

家族と、子どもの、2つの視点があるかな。



まず、家族にとって。

子どもが小さい時期に、家族がどういう方向に向かうべきかを、とことん向き合えたのは、とてもよかったし、意味があったと思ってるよ。


うちには、女の子と男の子がいて、幼稚園受験、小学校受験をそれぞれ経験して、常に、自分たち家族が、どういう家族であるべきかを考え続けてきた


お受験がなければ、家訓なんて考えなかったし、それに沿って、平日どういう体験をさせるべきか、休日はその体験を増やす為に、どこに行くかを常に考えるってことはしなかった。

コロナで人と接する機会がなくなったとき、子どもの成長を止めないように、休日のお出かけ先を、常に探していたし、それを通じて、子どもたちが何が得意で、何が苦手かもわかってきた。


小学校受験があったから、一日一日の過ごし方を本気で考えたし、何もしないで過ごしてしまった一日を、猛烈に後悔したのもある。

早いうちに、家族の指針ができると、その後の行動がすべて意味が持てるようになると思ってたよ。


自分の性格からして、お受験が無かったら、「仕事疲れたから、今日は寝てたい」とか言って、休日はぐうたらすごしてたよ。



また、2つ目の、子どもについて。


お受験は、子どもを深く知ることができる、とても貴重な機会だと思う。

娘は、とにかく元気いっぱい、お友だちが大好き。

新しいことにチャレンジすることが好きで、好奇心旺盛。

だからこそ、体験を増やしたり、感情を豊かにしてくれるイベントがとても大事だと思ったよ。

生きものが好きで、公園に行っては、夕方暗くなるまで帰りたくないと昆虫を探していたよね。


工作が大好きで、ちょっと危ないかなと思いながらも、かなづちや、くぎ、キリなどを渡したら、くぎを器用に打ち込み、ビー玉を転がす盤面を作ってたよね。

負けず嫌いの性格だったから、お友だちに追いつけるようにと、室内用の縄跳びを買ってあげたら、お風呂の後、家の中で縄跳びの練習をしてたよね。(すっごいうるさかったけど笑)


だけど、短気で、じっとするのが苦手だから、ペーパーはとにかく進まなかった。

数枚やっては、もうやりたくないと。

どうやってモチベーションを上げさせるかを、毎日考えてたよ。


また、大人しい息子は、塾では、なかなか発言ができないほどの引っ込みじあんだったね。

どうして発表しないの?と、後から聞くと、だって怖いから・・と。



勇気がなくて、自分に自信がない息子には、まずは小さな成功体験を増やすことが大事だと、とにかく息子に小さなチャレンジを沢山させた。

駅の改札で「電車カードください」というように促したり、レストランで食べたいものを自分で注文するようにしたり。

一人で、近くのスーパーに牛乳を買ってきてもらうようにしたりと。


息子は、とにかく、慎重なタイプで、娘よりもすべてのことで、時間がかかった

もともと成長が遅く、話すことも、歩くことも平均より遅かったし、お話の記憶は、最初は壊滅的で、「これは、受験どころじゃないな・・」と思ったくらいだよ。


だけど、塾の先生から言われて、息子の凄いところに気づいたよね。

「息子さん、ペーパーをずっと集中してやれる子ですね。とても我慢強い子です。もう2時間も夢中になって続けてますよ」と。


パパ、先生から言われるまで、息子の得意なところがなかなか見つけられなくて、苦労してたんだ



でも、

そうか!コツコツと続けることが得意なんだ!

人一倍我慢強い子なんだ!

だったら、得意なことをもっと伸ばしつつ、日々の生活の中で、小さな成功体験を増やしていけばいい!!

と、気づいたんだよね。


勉強の虫というか、毎日たくさんのペーパーや絵画、巧緻性の教材をしても、もっとやりたい!という。

絵本を読んでも、もっと読んで!と言う。

一人で読めるようになってからも、まだ読むから寝ない!と言う。



夕食後、パパといつもお勉強をしていたけど、先に音を上げていたのはパパだったね。

パパ「もう眠いから寝ようよ~・・。この一枚で終わろうね。」

息子「やだ!もっとやりたい。」



本当に、すごいと思った。

息子には悪いけど、この子は、お受験で戦う他の子に比べて、できることが少ないと思ってた。


お受験には、向いてないと思ってた。


けど、この根気強さは、この子の1番の武器だし、それが受験日当日まで続けば、本当に”化ける”と思った。

運動が得意とか、絵画が得意とか、何かに得意なものは最初無かったけど、何かをコツコツ努力し続ける力が秀でていたのは、パパにとって、希望に感じる才能だったよ。



努力は天才に勝る。

そのことを伴走しながら体験できたのは、親として幸せなことだったね。



Q:振り返ってこうしておけばよかったことってある?


A:

そりゃ、振り返ればたくさんあるよ。


もっと早くから、学校研究しておけばよかったとか、偏差値ばかりにこだわって、トップ校以外を全く知ろうともしなかったことも。


一番後悔してたのは、娘の受験のとき、ママにばかり、お受験を押し付けてたところがあった

ママだって働いてたし、家事育児で大変なのは理解してたけど、説明会とか参観型の授業、直前期の模試、願書の作成など、全部ママにお願いしてたよね。


ママ友からの情報収集とか大事な役を、全部お願いしちゃってた。

パパは仕事が忙しくて、そんな余裕がないし、受験のことはママが頑張ってくれるはずだと、勝手に甘えてたところがあった。


だんだん、ママも娘も、心と体にガタがきて、このままじゃ家族みんなが危ないと気づいてから、スイッチが入った。


合格してから、正直複雑だった。

娘とママの二人三脚で勝ち取った、第一志望合格。


そこに、パパが喜んでいいのかなって。

結果に乗っかってるだけの、せこいやつじゃないかって。


その反省もあって、息子の時は、全部前のめりでやれたかな。


入塾の説明会や小学校説明会、願書作成や休日の模試や、日々の送り迎えなど、ママがやっていたことを、全部自分がやると決めてやった


ママは、こんな気持ちだったんだ。

なかなか上がらない成績に、孤独さを感じて、これを一人で抱えさせてたんだ。

と、後から申し訳ない気持ちでいっぱいだったよ。


はじめから、お受験に向き合ことの大切さ、ひしひしと感じたよ。

ママだけのお受験にすることは、絶対にしてはいけないね。

あの時は、ごめんね、ママ。



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皆様のお受験がうまくいきますように。

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